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New Releases - 2014年11月 発売タイトル

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    グヴィ:4手ピアノのためのソナタ集 Op. 36, 49, 51 (ナウモフ/Yau Cheng)

    19世紀フランスの作曲家テオドール・グヴィ(1819-1898)。しかし彼が生まれた頃、生地はドイツとフランスの係争地帯に属していたため、フランス国籍を取得できず、希望していたパリ音楽院に進学することができませんでした。結局ドイツで個人的に勉強を続け、そのまま作曲家として活動を始めたのですが、その作風も、ドイツ風とフランス風の中庸であり、没後はそのまま忘れられてしまったという人です。そんな彼の作品は交響曲をはじめ、声楽曲、そして器楽曲など多岐にわたりますが、そのピアノ曲の多くは4手のために書かれています。1860年台に書かれたこの3つのソナタは、エレガントな風情を持つもので、フランスに憧れたグヴィといえども、作品にはシューベルトやシューマンの影響が現れているようです。すっかり忘れられてしまった作曲家ですが、これらの作品には紛れない独創性が感じられます。(2014/11/26 発売)

    レーベル名:Grand Piano
    カタログ番号:GP676

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    マチェク:ピアノ作品全集/ヴァイオリン・ソナタ(マッツォン/フィリペツ)

    イーヴォ・マチェク(1914-2002)はユーゴスラビア出身の作曲家。現在ではほとんど名前を聞くこともありませんが、20世紀のユーゴスラビアにおいて、重要な位置を占める音楽家でした。彼はザグレブの音楽アカデミーで学び、ピアニストとして名声を得ました。数々の演奏家とデュオを組み、多くの生徒を教えています。彼の作品、例えば「ピアノのためのソナチネ」を聴いてみると、一瞬「フランスの印象派」に似た響きが感じられますが、曲が進むにつれ、和声感は希薄になり、しなやかさを増していきます。彼の作品の中でも初期の時代に属する「主題と変奏」と、後期に属するピアノ・ソナタを比べてみると、逆にソナタの方が洗練された美しさを放っていることに気がつくかもしれません。ピアノのための作品は数えるほどしかなく、このアルバムに収録されらものが全てです。そのために余白にヴァイオリン・ソナタが収録されていますが、こちらがまたフォーレを発展させたかのような、流麗な美しさを持つ音楽です。(2014/11/26 発売)

    レーベル名:Grand Piano
    カタログ番号:GP681