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New Releases - 2025年04月 発売タイトル

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    プッチーニ:歌劇「妖精ヴィッリ」(ハルティク/ワン・カン/ピンハソヴィチ/バイエルン放送合唱団/ミュンヘン放送管/レプシッチ)

    森の中の小さな村で、ロベルトとアンナの婚約パーティーが開かれますが、ロベルトは遺産相続のため旅立たなければなりません。アンナは悲しみに暮れ、彼のスーツケースに忘れな草を忍ばせます。しかし、ロベルトは都会の誘惑に溺れ、遺産を浪費し、アンナのことを忘れてしまいます。アンナは彼の帰りを待ちながら失意のうちに亡くなり、その魂は妖精ヴィッリたちに迎え入れられます。やがてロベルトが村に戻りますが、復讐に燃えたアンナの魂は彼を許さず、ロベルトはヴィッリたちの踊りに追い詰められて…。1883年春、ミラノの出版社エドアルド・ソンゾーニョが1幕物オペラのコンクールを開催しました。プッチーニはミラノ音楽院卒業前にこのコンクールの存在を知り、賞金と宣伝効果を期待して参加を決意。師ポンキエッリの紹介で台本作家フォンターナと組み、《妖精ヴィッリ》を急いで作曲し、締め切りギリギリに提出したものの、楽譜が浄書されていなかったことなどを理由にこの作品は選ばれませんでした。しかし、この作品に目を留めたアッリーゴ・ボーイトの支援を受け、1884年5月31日にミラノのテアトロ・ダル・ヴェルメで初演されると大成功。プッチーニは18回ものカーテンコールに応じたと言われています。アルフォンス・カールの小説『ウィリス』を基に、ハイネの『自然の精霊』やアドルフ・アダンのバレエ《ジゼル》の物語を採り入れた、フォンターナのゴシック・ロマン的な台本も人気を博しました。初演後、プッチーニは作品を2幕版に改訂しています。この録音は、2024年のプッチーニ没後100年を記念して、演奏会形式で行われた公演のライヴ収録です。アンナ役を歌うのは、ルーマニア出身のソプラノ、アニータ・ハルティク。クルジュ=ナポカのゲオルゲ・ディマ音楽アカデミーで学び、学生時代に《ラ・ボエーム》のミミ役でデビュー後、2009年から2014年までウィーン国立歌劇場アンサンブルのメンバーを務め、以降メトロポリタン歌劇場やウィーン国立歌劇場などで活躍する実力派です。ここではテノールのカン・ワン、バリトンのボリス・ピンハソヴィチとともに、抒情豊かな歌唱を披露しました。指揮は、ベルリン・ドイツ・オペラをはじめドイツの歌劇場で活躍、2019年には新国立劇場の《椿姫》で好評を博したイヴァン・レプシッチ。(2025/04/18 発売)

    レーベル名:BR-Klassik
    カタログ番号:900359