Home > CD & DVD > New Releases
New Releases - 2025年04月 発売タイトル
Search results:2 件 見つかりました。
1950年生まれのエンヨット・シュナイダーは、オペラや交響曲をはじめとした多くの作品を世に送るとともに、なんと600本以上もの映画のための音楽も作っているドイツの作曲家。このアルバムに収録された3つの作品は、「無限」という視点を通じて解放と transcendence(超越)を表現したものです。ヴァイオリン協奏曲「鳥たち - 知識と魔術」は、鳥の象徴性を通じて、進化・神・自由とのつながりが描かれています。第3楽章の「白鳥」は、カザルスが愛奏したカタロニア民謡の「鳥の歌」の旋律に基づいた、シュナイダーによる平和へのメッセージ。ヴィオラ協奏曲はカルロ・ジェズアルドの音楽を基に、存在の矛盾と光と影の対比を主題とした作品です。「交響曲第8番」は、2015年に出版された「鐘の文化史を巡る旅」にインスパイアされたソプラノ・ソロと合唱を伴う大規模な作品で、鐘の音を通じて人々の目覚めと無限への導きが表現されています。鐘にまつわる古代中国の詩人張継やルーミーの詩が紹介され、鐘の音が持つ悪魔的な響きの描写が続き、第4楽章ではウィリアム・バードへの賛辞が描かれます。第5楽章はドイツの詩人、オットー・ユリウス・ビーアバウムの詩「憧れ」で鐘の神秘性が歌われ、最後はフリードリヒ・シラーの詩「鐘」でクライマックスを迎えます。(2025/04/11 発売)
レーベル名 | :Solo Musica |
---|---|
カタログ番号 | :SM475 |
スイスの作曲家ハンス・ショイブレの作品集。ドイツ人の両親の下に生まれたショイブレは、幼い頃から音楽に接し作曲も行っていました。20歳を過ぎた頃からライプツィヒに留学、ピアノと作曲を学び、歌劇場ではマーラーとヒンデミットの作品に魅了されたといいます。1930年からはフリーの作曲家として活躍。生涯に50作以上を作曲、その中には26作の歌劇も含まれています。このアルバムには協奏的作品を3作収録。「クラリネット協奏曲」は1959年から62年の作品で、翌年63年に初演されました。多拍子の技法や旋法和声を駆使しながら、軽快な旋律が溢れています。単一楽章3部構成の「交響的協奏曲」は、1949年の作品。数度の改訂を経て1977年にチューリッヒ・トーンハレで初演されました。「2つのヴァイオリンと弦楽オーケストラのための音楽」は彼の初のヴァイオリン協奏曲でしたが、戦時中に自筆譜やオーケストラ・パートが失われ、1950年にショイブレ自身が草稿から再構成し、1978年までに3度改訂を加えられています。新古典的な様式の中にバロックのコンチェルト・グロッソの影響が感じられる技巧的な作品です。ポール・メイエやオリヴァー・トリンドルら名手たちが顔を揃えた見事な演奏も聴きどころ。(2025/04/11 発売)
レーベル名 | :Solo Musica |
---|---|
カタログ番号 | :SM476 |