ワッツ, カミーユ
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現在、カナダで最も重要、かつ革新的な作曲家として認知されているアンドリュー・スタニランド(1977-)。このアルバムには、彼の5曲の最近の作品が収録されています。アルバムタイトルでもある「トーキング・ダウン・ザ・タイガー」はパーカッションと電子音楽のための作品で、彼が「トラ」について抱いているイメージ…獰猛さ、美しさ、神秘…これらは全てパーカッションの持つイメージに重なるのだというのです。この曲を作り演奏することで、彼はトラの存在を超越する、いわゆる「言い負かす」状態になるのでしょうか。トラック2の「恐ろしい航海」も数多くの要素を孕んだ曲であり、その中には地球の滅亡のイメージまでもが含まれています。増幅されたギターの響きは美しさよりも畏怖の対象でしょうか。フルートのためのトラック3でも、共演者はテープの音。多種多様な音が通り過ぎていきます。トラック4も地球の自転をモティーフにした曲。地球は恐ろしいほどの速さで回転しているはずなのに、なぜその上のものは静止しているのか…。トラック5は彼が追求する「極点」についての作品。同様のコンセプトによる「至高の歌」(8.573533)もどうぞ。(2015/09/23 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573428 |