ボシ, セルジオ
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1880年から1900年代初頭まで、イタリアの音楽界の中心を占めていたのは圧倒的にオペラ作品でした。ちょうどヴェリズモ・オペラが大流行していたこともあり、演奏会用の管弦楽や室内楽を積極的に書く作曲家はなかなか現れず、レスピーギが活動を始めることでようやくその空白が埋められたとされています。しかし、実際には、その時代にも数多くの室内楽作品が生まれており、その中にはフェルッチョ・ブゾーニの父親フェルナンド(プロのクラリネット奏者だった)の美しい作品も含まれています。現在では忘れられてしまった作曲家たちの作品を、セルジオ・ボーシの巧みな演奏でお楽しみください。(2018/07/27 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.579034 |
イタリアの名クラリネット奏者セルジオ・ボシの見事な演奏を。彼はすでにNAXOSレーベルで3枚のアルバムをリリースしていていて、マニャーニの超絶技巧物(8.572890)や、朗々と歌いまくる「知られざるイタリア作品」(8.572399)、ひたすら楽しい「イタリア小品集」(8.572690)、そのどれもがクラリネット愛好者から高い人気を得ています。そんなボシ、今作ではちょっと違った雰囲気の音楽を聞かせます。それは、1950年代以降の現代作品集で、これまでのように"美しいメロディ"を楽しむと言うより、楽器の持つ表現力の多様性を楽しむアルバムと言えるでしょうか。全て無伴奏作品であるため、曲の魅力も演奏技術も露わになってしまうという、奏者にとっても聴き手にとっても、かなりスリリングで興味深い1枚です。(2013/07/19 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573090 |
イタリアのクラリネット組曲集(8.572399)で知られざる作品を楽しく聴かせてくれた、クラリネットのボシとピアノのバルトリのコンビによる、またまた知られざる作品の宝石箱です。このアルバムに収録されている曲のほとんどが世界初録音ですが、「なぜ、こんなに優れた曲が知られていないのだろう?」と不思議に思えるものばかり。イタリア風のサルタレッロやタランテッラ、ブルレスカ、セレナータなど曲名を見ているだけでも楽しい1枚ですが、実際の聴いてみると、まるでオペラ・アリアを聴いているかのように華麗で瀟洒な曲が後から後から出てきます。例えば冒頭の、ボンナルドの「協奏的ワルツ」では、まさに花開くようなクラリネットのパッセージが印象的。楽しげな曲、郷愁を呼び起こす曲、燃える曲・・・クラリネットの表現の多様性にも気づかされる極上の1枚です。(2012/01/18 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572690 |
イタリアのクラリネット奏者マニャーニ(1856-1921)は、彼が生きた時代における最高のソリストであり、また「現代イタリアのクラリネット奏法の父」でもありました。彼の弟子たちは世界中の一流オーケストラのポジションを埋め尽くし、その演奏は絶賛の極みを尽くしました。そんなマニャーニは、その奏法を伝えるために数多くのクラリネット作品を作ったのですが、もともとメロディを作る才能に恵まれていたためか、どれもが飛び切りの美しさを持っていたではありませんか!オリジナル作品である2つのディヴェルティメントの技巧を凝らしたクラリネット・パートを聴いただけでも、その見事さには舌を巻くほかありません。グノーのファウストを元にした「ロマンスとワルツ」も、実際のオペラでアリアを聴くのと同じくらいの興奮をもたらすことでしょう。このような作品を大得意としているボシによる丁寧な演奏には快感すら覚えます。(2012/11/21 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572890 |
20世紀前半、レスピーギやマリピエロ、カゼッラたちが現れるまで、イタリアの器楽曲はどうしてもオペラの勢いに押されてしまいがち。しかし、そんな中でも一部の作曲家たちは「伝統と現代性の妥協点」を探るべく、クラリネットとピアノのための優れた組曲を作曲しました。このアルバムに収録されたのは、そんな作品たち。古典的形式を極めたロンゴ、印象派の影響を強く受けているスコントリーノ、後期ロマン派の香り漂うフルガッタ。そして情緒的で感傷的なブゾーニのエレジー。と個性はさまざまですが、どの曲もクラリネットの音の持つ独特の憂愁を見事に生かした歌心溢れる作品となっています。(2010/03/17 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572399 |