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ゴールドストーン, アンソニー(1944-2017)

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    シューベルト:弦楽四重奏曲第14番「死と乙女」(4手ピアノ編)/交響曲第8番「未完成」(4手ピアノ編)(クレモウ/ゴールドストーン)

    結成から30年、忙しいコンサート・スケジュールをこなしながら、これまでに40枚以上のCDをリリースしている英国のピアノ・デュオ「ゴールドストーン&クレモウ」。いくつもの珍しいレパートリーを持つ彼らですが、今回も2つの世界初演を含む、シューベルト(1797-1828)の知られざる作品を演奏しています。「死と乙女」のピアノ・デュオ版は、歌曲作曲家として知られるローベルト・フランツの編曲によるもので、こちらは原曲を忠実に移し替えた興味深い音楽となっています。もう一つの「未完成」完成版のピアノ・デュオ版は、様々な英知が結集したもので、第1楽章と2楽章はシューベルトと同時代に生まれたフッテンブレンナーによる編曲、第3楽章はシューベルトのスケッチをゴールドストーン自身がピアノ・デュオ版に作り変えたもの、そして謎の第4楽章は、ロザムンデの間奏曲のピアノ・デュオ版を転用したもので構成されています。このパターンは管弦楽版としては、しばしば見られるものですが、やはりピアノ・デュオ版として耳にするのは初めての経験であり、たくさんの驚きが得られるのではないでしょうか。(2015/08/26 発売)

    レーベル名:Divine Art
    カタログ番号:DDA25125

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    シューベルト:ピアノ・デュオ全集(クレモウ/ゴールドストーン)

    31年という短い生涯に、歌曲を中心に夥しい数の作品を残したシューベルト。親しい友人たちと演奏した「ピアノ・デュオ」も作品の中で重要な位置を占めています。「人生の嵐」や「グラン・デュオ」などの大作から、誰もが知っている「軍隊行進曲 第1番」、気の置けないレントラーや舞曲など作品の趣きは様々ですが、どれも流麗なメロディと親密な雰囲気を持ち、時には思いがけないほどの深淵が顔を見せるシューベルトらしい作品です。演奏しているのはゴールドストーンとクレモウ夫妻。長年培った息のあった演奏は、まさに一心同体です。 この全集は以前、OLYMPIAレーベルから7枚の分冊としてリリースされていたもので、今回のBOX化にあたっては全収録曲をそのままリマスタリングしての再発となります。/(2017年1月2日、ゴールドストーンはBOXの完成を見ることなく、この世を去りました)/(2017/05/26 発売)

    レーベル名:Divine Art
    カタログ番号:DDA21701

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    ピアノ・アット・ザ・バレエ 2 - プーランク/ソーゲ/フランセ/ティリエ/アサフィエフ(ゴールドストーン)

    2017年1月2日にこの世を去ったピアニスト、ゴールドストーンの最後のレコーディング。プーランクやソーゲといった「フランス近代バレエ曲のピアノ編曲版」を中心にしたプログラムは、レアな作品を好んで演奏したゴールドストーンらしい選曲です。(2017/06/30 発売)

    レーベル名:Divine Art
    カタログ番号:DDA25148

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    ピットフィールド:ピアノ協奏曲第1番、第2番/シロフォン・ソナタ(ゴールドストーン/ドノホー/王立ノーザン音楽大学響/ペニー)

    子供やアマチュア向けの作品も数多く手がけた人の作品らしく、ピットフィールドのピアノ協奏曲2曲と小品の数々は、明快な旋律と和声に彩られ、機知に富んだわかりやすさを持っています。協奏曲第2番の後半部分や、練習曲が典型的ですが、民謡調の親しみやすい素材を、20世紀風(といっても前衛的でない範囲で)にアレンジする腕の冴えは素晴らしく、爽快な技巧の駆使も見せ、痛快そのものです。またオマケとして?、シロフォン・ソナタが収録されていますが、シロフォンを担当しているのは、なんと当シリーズでお馴染みの、ピアニストのドノホーです。その指さばきに劣らぬ、華麗な撥さばきにもオドロキです。(2005/11/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.557291

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    ヘルツォーゲンベルク:2台ピアノ, 連弾, 独奏ピアノ作品集

    (2007/03/01 発売)

    レーベル名:Toccata Classics
    カタログ番号:TOCC0010

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    リムスキー=コルサコフ:シェエラザード/交響曲第2番「アンタール」/ナポリの歌(4手ピアノ版)(クレモウ/ゴールドストーン)

    19世紀、今のようにCDなどがない時代は、各家庭で手軽に音楽を楽しむために、オーケストラ作品をピアノや室内楽作品に編曲することが一般的に行われていました。その代表的なものはフランツ・リストの一連の作品ですが、他にも多くの作曲家、編曲家による素晴らしい「ピアノ編曲版」が存在します。このリムスキー=コルサコフ(1844-1908)の作品もそのようなもので、シェエラザードが初演された際、その人気の高さからこの4手版に着手したのですが、とても複雑な仕事であったためオペラの作曲を2週間中断しなくてはいけなかったそうです。また、交響曲「アンタール」のピアノ編曲版は、作曲中に結婚したナジェージダ・プルゴリト(彼女も才能ある作曲家、ピアニストだった)に託され、結果的に見事な仕上がりを見せています。「ナポリの歌」は彼の死の半年前の作品であり、このメロディはあの"有名な曲"から取られています。彼自身はこの作品に不満を抱いていたようですが、諧謔性に富んだ素晴らしい曲想は、あのリヒャルト・シュトラウス作品に匹敵するものです。(2015/03/25 発売)

    レーベル名:Divine Art
    カタログ番号:DDA25118