ミズラヒ, アルベルト
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クレズマーとは、結婚式や祭りなどの場でユダヤ人の音楽を演奏する演奏家のことでしたが、今日では音楽そのものを指す言葉です。初期はヴァイオリンが使われたりもしましたが、今日のクレズマーでは、ジャズなどのアメリカ音楽の要素と渾然一体となり、クラリネットやフルートがソリストとして超絶技巧を発揮する音楽として、現代の作曲家が手がけるほどに発展してきています。特にお薦めするのは、伝統的なクレズマーの演奏スタイルを意識した、アルゼンチン出身のゴリジョフの小品(ここでは初演者たちが録音)。これぞユダヤの祈りとアメリカのジャズの融合で、ストレス解消にも、もってこいです。(2005/03/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559403 |
ジャズ・ミュージシャンとして巨匠の地位を築いたデイヴ・ブルーベックによる、宗教的声楽曲の大作をお届けします。ユダヤ教のテキストに基づきながらも、音楽的にはビートルズ、ショパン、メキシコやロシアなどの民謡、ジャズやロックの即興などの要素を渾然一体とさせることにより、普遍的なメッセージ性を持たせることに成功した力作です。「IIIa. 門を開けよ」後半の激しい高揚、作曲者による見事なピアノ独奏のモノローグ「(「主が家を建てなければ」による即興)」に続く「V. 主よ、主よ」の悲痛な無伴奏混声合唱、「VII. 主に向かいて叫ぼう」のジャズ・トリオなど聴きどころ満載。音楽的クライマックスの「X. 主は善良である」を受けて、全曲を楽観的に締め括ります。20世紀という時代が生んだ名曲を、是非お試しあれ!(2005/05/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559414 |
ユダヤ民族の持つ深い信仰と波乱に満ちた歴史は、彼ら独特の文化を生み出すことになりましたが、それは(クラシック)音楽の分野についても、例外ではありません。当盤に登場する例も含め、多くの優れた作曲家、演奏家がユダヤ系の出自を持ち、アメリカが彼らの一大拠点となっていることは、よく知られています。当盤はそんなアメリカン・ジューイッシュ音楽の数々をお届けする、ミルケン・アーカイヴ・シリーズのハイライトとなっております。当盤にも多くの作曲家が登場するため、その内容もなかなか要約しにくいのですが(純クラシック系から民謡系、ジャズ系まで登場!)、熱い情念に満ちた音楽が多いといってよいでしょう。その熱さは、ユダヤ教の信仰や知識がなくても、感得していただけるものです。(2005/02/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559406 |
「レクィエム」はご存知と思いますが、「イズコル」という聞き慣れない言葉はヘブライ語で、ユダヤ教の死者のための追悼式のこと。当作品は、両宗教それぞれの死者のための典礼に共通項を見出し、両者を結合するという意欲的な声楽曲なのです。ユダヤ教に関係するアメリカ音楽と言えば、バーンスタイン「カディッシュ」などがピンときますが、その種の作品に興味がある方なら面白く聴けるでしょう。自ら歌手として活躍する作曲家ベヴァリッジが、2や6のリズミカルな展開のように、アクセスし易い音楽に仕立てています。歌詞は英・ラテン・ヘブライ語です。(2001/03/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559074 |
これまでのNAXOSにおけるペンデレツキ(1933-)作品集のように、このアルバムも収録された2作品の作曲年代が35年を隔てた「スタイルの違い」を際立たせるものとなっています。1960年代におけるヨーロッパの前衛音楽を代表するトーン・クラスター(全ての音を同時に発する混沌とした響き)がふんだんに用いられた「マニフィカト」は、代表作である「ルカ受難曲」の流れを汲むものですが、この曲が書かれた70年代にはすでにトーン・クラスター自体が若干時代遅れになっていて、ペンデレツキも自身の作風を見直す傾向にあったようです。そして少しずつ「ロマン派」に戻っていったペンデレツキは以降驚くほどに聴きやすい音楽を書くようになって行くのです。2009年に書かれた「カディッシュ」はタイトルが示す通りユダヤの祈りの歌であり、ユダヤ人ゲットー(第2次世界大戦時にユダヤ人が強制的に住まわされた居住区)の解放65周年を記念して書かれた作品で、ここではクラスターなどの刺激的な響きがすっかり影をひそめた緩やかで美しい音楽ばかりが存在しています。(2015/06/24 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572697 |