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ムジカ・ヴィーヴァ室内管弦楽団

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    アルチョーモフ:イン・メモリアム/哀歌/ピエタ/トリスタ I (ブーニン/クルイサ/ルーディン/ヤンチェンコ/アナマメドフ/キタエンコ/ミンバイエフ)

    現代ロシアで最も偉大な作曲家の一人として讃えられているアルチョーモフ。彼の作品は、後期ロマン派の様式に則りながら新古典派の作風やメシアンの神秘主義を織り込んだものが多いのですが、時にはロシアの人々の苦しみをそのまま写し取ったようなリアリティある曲も書かれています。このアルバムには4曲を収録。ヴァイオリン・ソロが印象的な「イン・メモリアム」、悲しさと怒りを徹底的に追求した「哀歌」、苦悩が全面的に描かれた「ピエタ」、前衛的な響きを効果的に用いた「トリスティア第1番」。アルチョーモフが意図する「現代音楽を徹底的に聞き取りやすくする」ために、オーケストラ、指揮者、ソリストたちが一丸となって渾身の演奏を聴かせています。ピアニスト、ブーニンが参加しているところも注目です。(2019/05/17 発売)

    レーベル名:Divine Art
    カタログ番号:DDA25175

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    アルチョーモフ:バレエ音楽「信仰義認」(カナウス国立合唱団/ムジカ・ヴィーヴァ室内管/キタエンコ/アナマメドフ)

    現代ロシアにおける最高の作曲家の一人アルチョーモフのバレエ作品《Sola Fide》。アレクセイ・トルストイの小説「苦悩の中を行く」をベースに1987年に作曲された大作は、その翌年に名指揮者キタエンコによって録音されました。マーラー、スクリャービン、オネゲル、メシアンなど先人の作風を取り入れた荘厳かつ華麗な音楽は、聴き手を熱狂させるにふさわしい威厳を備えています。余白の「オーケストラのための協奏曲」はバレエ音楽の萌芽ともいえる作品で、多くの旋律を共有しています。(2018/04/27 発売)

    レーベル名:Divine Art
    カタログ番号:DDA25164

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    グリラー:管弦楽作品集 1 (ムジカ・ヴィーヴァ室内管/ウォーカー)

    イギリスの世界的名ヴァイオリニスト、シドニー・グリラーを父に持つ作曲家アーノルド・グリラーの作品集。幼いころからたくさんの音楽家たちに囲まれて育ったグリラーはマンチェスターの王立音楽大学で学び、その後はカリフォルニア留学しダリウス・ミヨーに師事。また同じ頃にはエルネスト・ブロッホに出会い強い影響を受けました。エキサイティングな楽想と情緒豊かな楽想がバランス良く配置された個性的なグリラーの作品は、どれも個性的でユニーク。師ミヨーやストラヴィンスキーを思わせる強烈なリズムが聞こえてくるかと思えば、スカルラッティのようなバロック風のスタイルを用いた作品まで、アイディア豊かな曲が並びます。(2017/12/22 発売)

    レーベル名:Toccata Classics
    カタログ番号:TOCC0424

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    ゴロヴィン:管弦楽作品集(チャイコフスキー・シンフォニー・オーケストラ/ムジカ・ヴィーヴァ室内管/モスクワ音楽院コンサート響/ゴロヴィン)

    日本では、もしかするとムジカ・ヴィヴァ室内管弦楽団の指揮者としての知名度の方が高いかもしれないアンドレイ・ゴロヴィン(1950-)ですが、彼はショスタコーヴィチとボリス・チャイコフスキーの伝統をしっかり受け継ぐ交響曲作曲家として、ロシアでは名高い人なのです。その作品は広大であり、少しだけ陰鬱な叙情を湛え、時に燃え上がるほどに爆発します。このアルバムには、彼の若い頃の作品と最近の作品の両方に触れることができ、また宗教的な概念をもつ「交響曲第4番」は自作自演でもあり、こちらも興味深いところです。これまでロシア国内以外ではリリースされることのなかった「幻の作曲家」ゴロヴィン。ロシア音楽好きなら決して外せない素晴らしい1枚です。(2015/05/27 発売)

    レーベル名:Toccata Classics
    カタログ番号:TOCC0264

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    J. シュターミッツ:交響曲集 3 - Op. 3, No. 1, 3-6 (ムジカ・ヴィーヴァ室内管/ルーディン)

    18世紀、ボヘミアで全盛を誇ったシュターミッツ一族。なかでもヨハンは“マンハイム楽派”の創立者とされています(室内楽作品で知られるカールは、ヨハンの息子)。彼が残した50曲以上の交響曲は、それまでのイタリア序曲から派生した3部からなるシンフォニア(急-緩-急)ではなく、メヌエットを挿入した4楽章形式で書かれており、これはヨーゼフ・ハイドンを先取りする、当時としては新しい試みでした。またソナタ形式の発展にも寄与し、オーケストラ内では管楽器を重用することで音色にメリハリを付けるなど、作品に近代的な響きを与えたことでも知られています。このアルバムでは1750年前後の交響曲を5曲収録。ハイドンが1750年代の終りから交響曲の作曲に手を染めたことを考えると、やはりシュターミッツが時代を先取りしていたことがわかります。(2019/07/26 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.573966

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    チャイコフスキー:組曲「アンデルセンのおとぎ話」/室内オーケストラのための4つの前奏曲(ムジカ・ヴィーヴァ室内管/エルショフ)

    ボリス・アレクサンドロヴィッチ・チャイコフスキーは、ロシアの作曲家ですが、あのピョートル・イリイチ・チャイコフスキーとの親戚関係はありません。彼はロストロポーヴィチとも親しい交友関係があり、多くのチェロ用作品をロストロポーヴィチに献呈しています。またロシアでは今でも人気のある作曲家で、このNAXOSからも交響曲(8.557727)とピアノ作品集(8.570195)がリリースされています。彼は1954年から1958年の間に、アンデルセンの話に基づいた5つのラジオ・ドラマ用付随音楽を作曲しました。しかし、このスコアは作曲家が急死した7年後に失われてしまい、それは2003年まで発見されることがありませんでした。ここではその中から3組を取り上げ、もう一度音として蘇らせています。管弦楽作品ではかなり晦渋な作風を見せる人ですが、このおとぎ話のための音楽はとてもわかりやすいもので、とりわけ今回の演奏では歌の部分を全て削除して音楽のみを再現、この無垢な世界を再現することに成功しました。(2010/05/12 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572400

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    ロンベルク/クラフト:2つのチェロのための作品集(ルーディン/マルティロシアン/ムジカ・ヴィーヴァ室内管)

    19世紀に入ってチェロが独奏楽器として活躍するようになると、作曲家たちは複数のチェロをソリスティックに組み合わせた作品も書くようになりました。ロンベルクはチェロ奏者として高く評価され、友人であったベートーヴェンと共に彼のチェロ・ソナタOp.5をウィーンで演奏したことでも知られています。ここに収録された「2つのチェロのためのコンチェルティーノ」は晩年の作品で、成熟した作風がうかがえます。アントン・クラフトもチェロの名手で、その名技に感銘を受けたハイドンは彼のために協奏曲を作曲しました。その息子ニコラウスも優れたチェリストで、ここに収録されたアントンの「大二重奏曲」は、ニコラウスとともに演奏するために書かれたと考えられています。アルバムで演奏する1960年生まれのチェリスト、アレクサンドル・ルーディンと1987年生まれのエミン・マルティロシアンはこれまでにも長らく共演を続けており、ここでも絶妙のハーモニーを聴かせます。(2022/07/22 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.574386