カペラ・アンティクァ・デ・チンチラ
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1942年、イベリアに残っていた最後のイスラム政権は、スペインにおける大規模な排撃によって滅ぼされました。住民たちは祖国を追われ、その多くは南ヨーロッパから中東、北アフリカのオスマン帝国の領域へ移住したのです。彼らをセファルディと呼び、その子孫は今でも世界中で活躍しています。このアルバムに収められたのは、そんな人たちの愛した音楽です。彼らは、記憶の中に残る失われた母国の歌や葬式での挽歌、そして生活に即した歌を、あたかも元からスペインにあったかのように、スペインの言葉で歌い、伝えていくことにしたのです。そして時の流れとともに、言葉や楽器、音楽が追加され、バルカン半島、トルコ、モロッコへと伝わり、独特の様相を帯び「エンデチャー(哀歌)」と呼ばれるようになりました。ここに収録されているのは、そういった時の流れを超えて伝えられてきた歌たちです。(2010/08/18 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572443 |
中世の歴史書に描かれるアーサー王は、6世紀初めにローマン・ケルトのブリトン人を率いてサクソン人の侵攻を撃退した人物とされます。彼が本当に実在したのかは定かではありませんが、この物語は様々な芸術に創作のインスピレーションを与え、数多くのロマンスや冒険譚を生み出しました。このアルバムでは、12世紀から14世紀の吟遊詩人や作曲家たちによるアーサー王の物語を収録したもので、それは歌であったり舞曲であったりと様々です。また、その中にはスペイン王アルフォンソ10世や「獅子心王」リチャード1世の美しい作品も含まれています。
録音 2011年8月29日-9月3日 スペイン アルバセテ,チンチラ・デ・モンテアラゴン、イグレシア・デ・サンアントン(2012/09/19 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572784 |
ワーグナーの楽劇を愛する人ならおなじみの聖杯物語。ここに登場するパルジファルのモデルは、アーサー王伝説に登場する円卓の騎士「パーシヴァル」で、聖杯探索関連の物語における最も重要な人物です。このアルバムはその元ネタの一連の物語の音楽です。最後の晩餐にキリストによって使用され、また十字架上のイエスの血を受けたと信じられる「聖杯」は、西洋の生活をする上で重要な位置を占めるアイテムであり、その神秘的な力は多くの歌や楽器で讃えられています。その歌詞を書いたのは、例えばビンゲンのヒルデガルトであり、また、こちらもワーグナーでおなじみのヴォルフラム・フォン・エッシェンバッハであったりと、何かと馴染み深い人たちであります。この聖杯伝説は現代にも色濃く残っているのですが、まずは中世の素朴な歌と演奏で心を鎮めてみませんか。(2012/12/19 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572800 |