ドゥ, フィリップ
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この魅力的な作品は、1857年に若きビゼー(1838-1875)が、かの有名な「ローマ賞」を受賞した作品です。ローマ賞(フランス語:Prix de Rome)は、芸術を専攻する学生に対してフランス国家が授与した奨学金付留学制度で、1663年、ルイ14世によって創設され、1968年廃止されるまで継続しましたが、(音楽賞は1803年に追加)これを受賞するために多くの芸術家が苦難の涙を流したことはいうまでもありません。そんな激戦をくぐり抜けたこのカンタータ。なかなかの名作ですが、残念なことに楽譜が失われてしまい、1988年に再発見されるまで演奏されることはありませんでした。フランク族のクローヴィス王と彼の妻クロティルデがキリスト教へ改宗するまでを描いた物語です。そして、その受賞の翌年、1857年に書かれた「テ・デウム」では驚くほどの円熟をみせているあたりが、天才作曲家たる所以でしょうか。(2011/01/12 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572270 |
フランスの現代作曲家プティジラール(1950-)は、これまでも様々な問題作を書き、次々と発表しています。それは交響曲であったり、映画音楽であったり、またオペラであったり。中でも世間を騒がせたのは、「エレファント・マン(ジョセフ・メリック)」のオペラ化でした。この悲しく救いのない物語は、映画とはまた違う感動を伴いつつ、聴衆の心に棘を残したことは間違いありません。今回のオペラ「グル(尊師)」は、カルト宗教とそれにまつわる人間模様を描いた作品。「自分は選ばれた人間である」と主人公が確信した時から、彼の狂気と死へのカウントダウンが始まります。彼の行動を止めようとするマリー一人を除いて、他の登場人物は主人公の狂気に巻き込まれていくのです。(2011/10/19 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.660300-01 |