ミオット, カルロ
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イタリアの現代作曲家&指揮者であるマデルナ。彼はテープ音楽を好み、また古楽への造詣も深く、自らの作品に不確定性を取り入れたた人として知られています。そんな彼、1959年に作曲した「ピアノ協奏曲」はグランド・ピアノの蓋を乱暴に閉めるなどという“恐ろしい指示”がされていることで評判となっていますが(これも不確定性ですね)こちらの1942年に書かれたピアノ協奏曲は、バルトークの世界に没頭している学生が書いたもので、長らく失われていた若書きの作品です。もちろん天才の萌芽は至るところに見えていて、今後どのような世界へと進んでいくのだろう?と興味が尽きないものです。その4年後に2台ピアノ版へと発展させたトラック2,そしてその思考を熟成させたトラック3は、まるで兄弟のように同じ香りを有しています。その20年後に書かれた晩年の「クワドリヴィウム」(天文学、算術、幾何学、音楽)は、彼が求めた世界の一つの答えであり、「4つ」というキーワードの上に音を重ねていくという試みから生まれる刺激的な音楽…ストーリーです。(2012/01/18 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572642 |