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グレボフ, マルガリータ

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    チェイシンズ:ピアノ独奏曲全集(グレボフ)

    アメリカ音楽界に大きな足跡を残したエイブラム・チェイシンズのピアノ独奏作品全集。チェイシンズはニューヨークのマンハッタンに生まれ、ジュリアード音楽院でアーネスト・ハッチソンにピアノを、ルービン・ゴールドマークに作曲を学んだ後、カーティス音楽院でヨーゼフ・ホフマンに師事。1927年から20年間コンサート・ピアニストとして活動し、南北アメリカとヨーロッパで演奏。ガーシュウィンと四手連弾をしたこともあります。ロマン派音楽を得意とし、ショパンの録音は人気を博しました。著述家としても才能を発揮し、スコトコフスキーやクライバーンの評伝を執筆、またラジオ局で番組を持ち、著名な演奏家をトークの相手に招いてクラシック音楽の魅力を身近に伝えることに貢献しました。作曲家としては、"Flirtation in a Chinese Garden"と"Parade"(どちらもチェイシンズ自身による管弦楽版)がトスカニーニが初演の指揮をとった初のアメリカ人作品となり、また「アジアに行かずに書いた」という「3つの中国の小品」はホフマンやレヴィーンがアンコールにしばしば弾いたこともあってヒット作となりました。チェイシンズの作品はヴィルトゥオーゾ系ピアニストに人気があり、チェルカスキーやカツァリスも演奏しています。教育者としてもすぐれ、教え子の中にボレットや野島稔がいます。この2枚組にはチェイシンズのピアノ独奏曲を全て収録。出世作となった「3つの中国の小品」をはじめ、すべての長調と短調による「24の前奏曲」、親交のあったラフマニノフ、ゴドフスキーの音によるカリカチュールなどを聴くことができます。演奏はロシア系アメリカ人ピアニスト、マルガリータ・グレボフ。TOCCATA CLASSICSにはリャプノフ(TOCC-218)とレヴィツキ(TOCC-334)のアルバムを録音しています。 (2023/02/17 発売)

    レーベル名:Toccata Classics
    カタログ番号:TOCC0678

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    リャプノフ:ピアノ作品集(グレボフ)

    またロシア国民楽派の後継者として、ユニークな作品を残したリャプノフ(1859-1924)。そんな彼の作品にはリストやバラキレフ、ボロディンなど先人の影響が強く見られることは確かですが、ことピアノ曲に関しては、彼が若い頃師事したカール・クリントヴォルト(リストの門弟)を通じて、フランツ・リストの名人芸をそのまま継承していると言えそうです。ここで聴けるピアノ作品集には、彼の作曲技法と超絶技巧が余すことなく発揮されており、リャプノフの再評価に繋がるアルバムとして評価されること間違いありません。何曲かの初録音も含まれた貴重な1枚です。(2013/11/20 発売)

    レーベル名:Toccata Classics
    カタログ番号:TOCC0218

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    レヴィツキ:ピアノ作品全集(グレボフ)

    「ロシア・ピアニズムの黄金時代」と呼ばれる1890年から1900年代の初頭、この時代には多くのピアノ音楽が書かれ、傑出したピアニストも数々輩出されていました。このアルバムにはそんな時代に活躍した3人の作曲家の作品を収録しています。ミッシャ・レヴィツキは、ほんの一握りの小品を遺したのみですが、どれも魅力的です。ガブリロヴィッチは、あのマーク・トゥエインの義理の息子で、優れたコンサート・ピアニストであり、自分が演奏するために書かれた小品が遺されています。同じく偉大なピアニストとして知られるフリードマンは、完全なオリジナル作品だけではなく、過去の作品の編曲が評価されています。どの作品も技巧を凝らした聴き映えのするものです。(2016/07/27 発売)

    レーベル名:Toccata Classics
    カタログ番号:TOCC0334