ケーン, カール・クリスティアン(1928-2006)
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【バイエルン放送交響楽団創立75周年。豪華歌手を揃えた未発表音源をCD化】《無口な女》は1934年に完成され、1935年6月24日にカール・ベームの指揮によりドレスデンで初演されましたが、台本作者のツヴァイクがユダヤ人だったこともあって3回の上演だけでナチスによって禁止処分となり、復活は終戦後の1946年まで待たねばなりませんでした。作品の舞台は1780年頃のロンドン近郊。年老いた元軍人モロズス卿と、彼の甥でオペラ歌手のヘンリー、彼の妻アミンタ(高度なコロラトゥーラ歌唱が求られる)、《セビリアの理髪師》のフィガロを彷彿させる理髪師と彼に横恋慕する家政婦など様々な人物が登場。ドタバタ騒ぎの末、最後はモロズス卿の「Wie schon ist doch die Musik - aber wie schon erst、 wenn sie vorbei ist! 音楽は美しい、しかしもっと美しいのは音楽が終わったあとだ」の印象的な独白で幕を閉じます。このCDで聴けるのはその抜粋(名場面集)で、1960年11月6日のテレビ向け公開収録の前日と前々日に行われていたセッション録音。モロズス卿にハンス・ホッター、ヘンリーにフリッツ・ヴンダーリヒ、理髪師にヘルマン・プライと、前年夏にベームとウィーン・フィルがザルツブルクで上演した際と同じ豪華キャストによる歌が聴きものです。指揮はN響への客演でも親しまれたハインツ・ワルベルク。ドイツとオーストリアで歌劇場やオーケストラのポストを歴任し、ウィーン国立歌劇場では450回以上も指揮をした実力者です。(2024/04/05 発売)
レーベル名 | :BR-Klassik |
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カタログ番号 | :900219 |
【王道レパートリーの初出音源多数!SWRのマスターテープから知られざるベームの演奏が鮮やかによみがえる】没後30年余りを経た今も日本でファンの多いカール・ベーム。ベルリン・フィルやウィーン・フィル、ロンドン響との演奏が多数発売されていますが、シュトゥットガルトのSWRにも少なからぬ量の演奏が遺されており、この度オリジナル・テープからまとめて復刻されます。嬉しいことにレパートリーはモーツァルトやベートーヴェン、ブラームス、ブルックナー、ドヴォルザーク...とベームが得意としたものが多数。CD1はSWRレーベルで出ていた93.014と同一音源(新規リマスターではないとのこと)ですが、他はオリジナル・テープからの初CD化となります。録音は1951年からベーム晩年の1979年まで広範囲にわたっていますが、演奏はいずれもベームらしく力強いサウンドと堅固な造形による弛緩の無いもの。シュトゥットガルト近郊で生まれた詩人シラーの生誕200周年を祝う「第九」のような特別な演奏会の記録は特に貴重です。尚、ブルックナーの第7番は放送局のマスターで冒頭2小節が欠落しているとのこと。いきなり第1主題から始まりますが、演奏自体はベームらしい立派なものとなっています。※オーケストラの欧文表記は演奏当時の名称です。(2023/04/14 発売)
レーベル名 | :SWR Classic |
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カタログ番号 | :SWR19123CD |
指揮者ラファエル・クーベリックはヘンデルの作品を好み、彼が首席指揮者を務めていたバイエルン放送交響楽団でも作品をしばしば演奏しました。「この1962年上演の歌劇《セルセ(クセルクセス)》は、ルドルフ・シュテクリヒが翻訳したドイツ語テキストを用いており、大英博物館に保存されていた自筆譜を参照しつつ、本来ソプラノ、もしくはメゾ・ソプラノが歌うクセルクセス役は、ここではテノールのために編曲されています。タイトルロールには当時「100年に一人の美声」と評価されたフリッツ・ヴンダーリヒが起用され、期待にたがわぬ歌唱を披露。クーベリックは楽器のヴィブラートを控えめに全体をきびきびとしたテンポで演奏し、当時の主流であった「ロマンティックで旋律をたっぷり歌わせるバロック音楽」とは一線を画すものとなっています。(2022/11/11 発売)
レーベル名 | :Orfeo |
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カタログ番号 | :C230063 |