マインツ・バッハ合唱団
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ショスタコーヴィチの全作品の中でも高い人気を誇り、かつ“異色の作風”として知られる「ロマンス」は、この映画「馬あぶ」の中の1曲です(アルバムではトラック4)。この美しい曲が映画のどの場面で使われているのか、ましてや、作品のストーリーを知る人はほとんどいないでしょう。舞台は19世紀のイタリア。政治不安の中、信仰を捨ててまで地下活動に身を投じた青年を主人公とするこの物語はなんとも皮肉と風刺に満ちており、タイトルの「馬あぶ」というのは、重傷を負いながらも、権力と戦うアーサーのあだ名です。最後まで権力に抵抗し銃殺刑に処せられるアーサー。彼が心から思い続けていたジェンマ。彼らの心情が克明に描かれたこの映画のサウンドトラックを、指揮者フィッツ=ジェラルドが復刻。壮大なオーケストレーションで聴かせています。(2017/11/29 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573747 |
J.S.バッハのクリスマス・オラトリオは、1734年のクリスマス・シーズンのために書かれたカンタータ集。全6部からなる長大な作品で、一部の楽章は、それまでのカンタータの楽章から転用されていますが、もともとバッハは原曲を作る際に「後に転用する」ことを前提に構想を練っていたとされるほどに、ごく自然な流れで全曲がまとめられています。冒頭の「歓呼の声を放て、喜び踊れ」の輝かしい管弦楽と合唱の旋律は、まさにキリストの誕生を祝うにふさわしい壮麗さを持ち、ここを耳にするだけでも心が躍ることでしょう。このアルバムで指揮をしているのはラルフ・オットー。1991年にコンチェルト・ケルンを振った名演も存在しますが、こちらは最新の録音。手兵マインツ・バッハ管弦楽団と合唱団を意のままにあやつり、極上の名演を聴かせています。
(2018/10/31 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.574001-02 |
ドイツ、カッセル出身の指揮者ラルフ・オットーが振るバッハの「マタイ受難曲」。あらゆる宗教作品の中で最高傑作とされるこの作品は、オーケストラと四声部の合唱を各々2組必要とし、演奏には2時間以上を要するだけでなく、曲の構造もすみずみまで練られています。バロック期から現代作品まで、幅広いレパートリーを持つオットー、ここでは荘厳な作品に真摯に向き合い、速すぎず、遅すぎることもない適度なテンポを用いて納得の行く音楽を生み出しました。ポプルッツとヴィンクラーは、現代ドイツで高く評価されている宗教作品の歌手。他の歌手たちもドイツ語の響きを生かした個性豊かな歌唱を聴かせます。合唱団の柔らかい音色も聴きどころです。(2019/03/29 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.574036-38 |