ナッセン, オリヴァー(1952-2018)
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2018年7月8日、惜しまれつつこの世を去った作曲家、指揮者オリヴァー・ナッセン。このアルバムにはナッセンとは長きに渡り協力関係を築いた作曲家ジュリアン・アンダーソンのオラトリオと室内楽作品が収録されています。
ジュリアン・アンダーソンはフィルハーモニア管弦楽団が運営する「Music of Today」において多くの作曲家による現代音楽を紹介する他、ウィグモアホールのコンポーザー・イン・レジデンスを務めるなど様々な取り組みを行っていました。2006年にはBBCプロムスにおいて、自身のオラトリオ「Heaven is Shy of Earth」を紹介、こちらはエミリー・ディキンソンの詩とラテン語の典礼文を組み合わせた大規模な声楽作品ですが、宗教色はほとんどなくタイトルの「地上(の美しさ)に天も恥じる」という言葉通り、自然を賛美した聴きやすい作品です。初演時はアンドリュー・デイヴィスがタクトを執りましたが、改訂版の初演はナッセンが行いました。もう1曲の「The Comedy of Change」は比較的規模の大きな室内楽と言った作品。ダーウィンの「種の起源」出版150年を祝しての作品で、演奏会だけでなくバレエ音楽としても使えるように作曲されています。
(2018/10/24 発売)
レーベル名 | :Ondine |
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カタログ番号 | :ODE1313-2 |
2012年に103年の天寿を全うしてこの世を去ったアメリカの作曲家エリオット・カーターの晩年の作品集。アイヴズに師事、ハーヴァード大学でピストン、ホルストに学び、パリではナディア・ブーランジェにも指導を受けたカーター。およそ80年間作曲活動を行い、作風も新古典主義から十二音技法、他、様々な様式の変遷を経て独自の理論を打ち出しました。90歳を超えてからも作曲への意欲は衰えることなく、亡くなるまでに60以上の作品を完成させたことも驚くばかりです。/カーターの最後のオーケストラ作品である「Instances」と最後の作品「Epigrams」はどちらも2013年に初演されましたが、カーターはこれに立ち会うことはできませんでした。●この録音では、2003年から最後の年の2つの作品までの7曲を収録。そのうち5曲は初録音です。/現代音楽のオーソリティ、エマールをはじめ、現代最高の演奏家を揃えただけでなく、カーターとも仲の良かった指揮者、作曲家オリヴァー・ナッセンがBBC交響楽団とともに参加しています。/(2017/08/30 発売)
レーベル名 | :Ondine |
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カタログ番号 | :ODE1296-2 |
アレクサンダー・ゲール(1932-)は、イギリスの現代作曲家のひとり。ハリソン・バートウィスルやピーター・マックスウェル・デイヴィスとともに「マンチェスター楽派」のひとりとして、めきめきと頭角を現した人として知られています。彼の作品は透明な表現力と豊かな響きを持ち、その知的厳密さには息をのむこと間違いありません。パリではメシアンに師事していて「その独自の作風に強い影響を受けた」と自らが語っています。このアルバムではそんな彼の作風をじっくりと味わうことができます。タイトルにもなっている「Marching to Carcassonne」は不可思議かつ異様な雰囲気を持つ作品であり、トラック1.2は名手ピーター・ゼルキンがピアノを弾くという注目曲。そして全体をまとめているのがこれまた注目のオリヴァー・ナッセン!現代曲に興味のある人必携の1枚です。(2013/03/20 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573052 |
1978年、イギリス生まれの作曲家ベッドフォードは、王立音楽大学で作曲を学び、2008年にイギリスの作曲家賞を受賞、2010年にはハレ管が彼の作品を世界初演し注目を浴びました。2009年から2012年にはウィグモア・ホールのコンポーザー・イン・レジデンスを務めるなど、イギリス現代音楽の牽引者として活躍しています。「集中と拡大」、これはベッドフォードの音楽に浸透している基本理念です。伝統からの脱却を図りながらも、伝統に固執するという正反対の作風を採り、その音楽は複雑でありながらも決して難解ではありません。このアルバムにはユニークなタイトルを持つ5曲を収録。ドラマティックな歌曲集「OrvoitToutenAventure」が聴きものです。(2019/05/24 発売)
レーベル名 | :col legno |
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カタログ番号 | :WWE1CD40404 |
1949年生まれのルーザスは、最初オルガンを学び、同じく現代作曲家であるラスムッセンと共に管弦楽法を学びました。彼の作品は多岐に渡り、明らかにヴィヴァルディの模倣作品である1981年のヴァイオリン協奏曲や、恐ろしく現代的な「マンハッタンの抽象」まで様々作風を見せてくれます。1983年に作曲され1985年にナッセンとロンドン・シンフォニエッタが初演した「4つの舞曲」は特徴的な音色を持つ、単一楽章の作品。「イヌホウズキ」は毒を持つ植物の名前と美しい女性の2つの意味を持たせた曲。アビスムはシェイクスピアのテンペストの一節をタイトルにした作品で、バーミンガム・コンテンポラリー・ミュージック・グループのために書かれたものです。(2010/02/10 発売)
レーベル名 | :Dacapo |
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カタログ番号 | :8.226028 |