メナ, ファンホ(1965-)
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ロベルト・ジェラールはカタルーニャ出身の作曲家で、グラナドスにピアノを学んだほか、ウィーンでシェーンベルクに師事した唯一のスペイン人です。1928年にバルセロナに帰国、その約20年後に十二音技法に取り組み、亡命先のイギリスでは前衛音楽の担い手として活躍しました。このアルバムには、彼がスペイン時代にストラヴィンスキーやバルトークの影響を受けて作曲した作品が収録されています。『アレグリアス』は1940年代初頭に作曲された、フラメンコからインスピレーションを得た4楽章のユーモラスな組曲です。また、1941年のフェリペ・ペドレルの生誕100年を記念して作曲した交響曲『ペドレルへのオマージュ』の一部を1954年に再構成した『ペドレリアーナ』も収録されています。アルバムの中心である『ドン・キホーテ』は室内オーケストラのために書かれた作品ですが、ここでは、様々な形を経て1950年にロイヤル・オペラでの上演用に改訂した版を聴くことができます。初演ではニネット・ド・ヴァロアが振付を行い、ロバート・ヘルプマンがドン・キホーテ、マーゴ・フォンテインがドゥルシネアを踊りました。(2024/09/27 発売)
レーベル名 | :Chandos |
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カタログ番号 | :CHAN20268 |
(2014/03/26 発売)
レーベル名 | :Canary Classics |
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カタログ番号 | :CC12 |
グレゴリオ聖歌「怒りの日」の旋律の引用を収集するマニアな貴方の期待に、バスク出身でデュカスに作曲を、ワインガルトナーに指揮を学び、国際的名声は決して高いとはいえないアランバリが応えます。「イン・メモリアム」での引用は、ゾクゾク感があって巧みです。この作曲家の音楽はアルベニスやファリャら、スペインの芸術音楽の伝統をしっかりと踏まえていますが、やはり民謡風情緒との融合が聴き物。特にお薦めは「スペイン風幻想曲」で、19の"ほのぼの"感には癒されるし、21でのお約束の盛り上がりのわかりやすさに思わず拍手!作曲者ゆかりの管弦楽団の熱演が光ります。(2003/08/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557275 |
リヒャルト・シュトラウスばりの高揚と情熱がいっぱいの第1楽章も良いですが、まず何は無くても「交響曲第2番」の第4楽章からお聴きください。対位法的に展開されるロシアの聖歌風の旋律は、日本人なら誰しも、かの有名なドイツ民謡(どの曲かは聴いてのお楽しみ)の冒頭と酷似しているのに気づくことでしょう。この旋律でわかりやすく盛り上がってくれるのが、管弦楽ファンには無性に嬉しい隠れた一品です。スペイン出身で、ベルリンに渡りフンパーディンクらに作曲を学んだイサシ。残念ながら今日では殆ど忘れられていますが、確かな作曲技法に裏打ちされた古典的管弦楽曲は、聴きごたえ十分です。(2004/08/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557584 |
国際的知名度は高くない作曲家の作品ですが、ちょっといいもの、しかも真正の感動が込められた隠れ名曲を見つけてしまいました。バスク地方出身のエスクデロはフランスでデュカスらに師事し、スペインに帰ってから長く作曲家、教育家として尊敬を集めた人物です。この「葬送オラトリオ」は管弦楽付きの合唱曲の力作です。イングリッシュ・ホルンに導かれて静かに入る合唱が民の声を表現。その不思議な透明感に、思わず引き込まれます。20世紀中盤の作品ですが調性は明確で、時に激しく時に色彩的と、変化に富んだ楽想が聴く者を楽しませます。この風変わりな死者を悼む作品には、本物の音楽の力が漲っているのです。(2005/05/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557629 |
わかりやすいって、何て素敵なことなんだろうと思わせるのが、バスク地方出身のグリーディの音楽。彼の名声を国際的なものにした「10のバスクの旋律」は、文句無くわかりやすく親しめる旋律に、聴き手の顔が思わずほころびます。特にお薦めは色彩的な交響詩「ドン・キホーテの冒険」と「フェニキアの船で」で、もっと有名になっても全く不思議ではない楽しさに満ち溢れています。「早起き鶏が鳴いている」のソプラノソロに託された民謡風の旋律の美しさは、何度でも聴きたくなるほど。掘り出し物と呼ぶに相応しいアルバムです。(2003/07/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557110 |
オペラや特にオペレッタに耳の肥えた方が当盤を聴けば、「サルスエラっていい!」と感じてくださることでしょう。サルスエラは、いわばスペインのオペレッタということになりますが、このように全曲を通して接すると、オペレッタ的な理屈抜きの楽しさや、聴衆の涙を誘う叙情的ナンバーなどが混じっていることに改めて気づかされるのです。グリーディはバスク地方を代表する作曲家で、バスクの民謡や踊りのリズムを芸術に昇華させる技を心得ています。ハッピーエンドに向かって盛り上げる手腕も見事。作品に共感いっぱいのオール・スパニッシュ・キャストだからこそ、このように暖かく感動的な演奏が実現しているのでしょう。(2006/08/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557632 |
「アルプス交響曲」のR・シュトラウスもびっくりするか、こんな曲もあるんだというのが、バスク出身のグリーディによる「ピレネー交響曲」です。といっても、向こうを張るかのような写実的要素の強い作品というわけではなく、バスクの地方色を豊かに取り入れた、自然賛歌といった内容になっています。全体に明るく豊かな旋律と和声が支配的で、鳴りはよくても派手すぎないオーケストレーションも、風光明媚な題材にピッタリという感じです。各楽章とも、クライマックス部分での盛り上がりは壮大というにふさわしく、写実的な描写はほとんどなくとも、確かに「ピレネー山脈」を聴いたんだ、という気にさせられます。*既発売盤Marco Polo 8.225084-5と同音源です(剣の踊り)。(2005/06/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557631 |
イーストマン音楽大学でサミュエル・アドラーに作曲を師事したというクロード・ベイカー。数多くの受賞歴を持ち、作品も高く評価されています。2010年に作曲されたピアノ協奏曲「真昼から星空へ」は、現在、ベイカーが学長を務めるインディアナ大学音楽学部の創立100周年を祝して委嘱された作品。もともとは1998年に作曲されたピアノ独奏曲「Flights of Passage」の改作で、4楽章を5楽章に拡大し、副題にウォルト・ホイットマンの詩を添えたものです。ピアノの可能性を極限まで引き出し、オーケストラと丁々発止のやりとりを繰り広げる劇的な協奏曲で、5つの楽章はそれぞれ違った表情を持ち、中でも第5楽章はアイヴズやメシアン作品からの引用が聞こえる興味深い音楽。超絶技巧ピアニストとして名高いマルク=アンドレ・アムランをソリストに迎え、見事世界初演を果たしました。/もう一つの曲集「白鳥の歌から」はシューベルトの名作をコラージュし、新しく造り変えた意欲的な作品です。/(2017/10/27 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559804 |