カザルス, パブロ(1876-1973)
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何とも胸躍る4枚組。この中に古今東西の名弦楽器奏者たちの演奏がたっぷりと詰まっています。総勢69名の時代を超えた演奏家たち。演奏スタイルや解釈は時代によって異なりますが根底に流れている音楽への情熱は普遍です。咽び泣く音色、輝かしい音色、これぞ「琴線に触れる音楽」です。じっくりとお楽しみください。650ページを越える解説書(英語のみ)ではアッカルドからズッカーマンまで300人を越える演奏家たちのバイオグラフィが掲載されており価値ある資料として役立つものです。(2014/10/22 発売)
レーベル名 | :Naxos Educational |
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カタログ番号 | :8.558081-84 |
カザルスが音楽の解釈に秀でていたことは言うまでもありませんが、同時に楽器としてのチェロを知り尽くし、その可能性を拡大したという功績も見落とせません。彼の手による編曲は、原曲のメロディーラインをただチェロの音域に移し替えただけではなく、中低音域で唄うことの出来るチェロの特質を存分に生かしたものです。このCDにはそのほか有名な「コル・ニドライ」などのオリジナルの小品も共に収録されていますが、こちらもチェロを念頭に書かれた作品で、いずれもカザルスの楽器奏者としての優れたセンスを見い出すことが出来ます。(2003/05/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110972 |
幅広いレパートリーを誇っていたカザルスですが、このCDにおいてはバロックからロマン派と、まさにそんな彼の力量の深さを垣間見ることが出来ます。古典的手堅さを見せる一方で、「熊蜂の飛行」のようなヴィルトゥオーソ・ショーピースでは、圧倒的な技巧を披露しています。またお国物の舞曲におけるリズムの闊達さもカザルスならでは。そして何より旋律線の美しい浮かび上がらせ方が特筆されます。収録は彼がバルセロナにおいて充実した音楽活動を行っていた蜜月時代のもので、貴重な歴史的資料ともいえるでしょう。(2004/04/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110976 |
このCDは、20世紀最大のチェリスト、パブロ・カザルスが1915年から1916年にかけて行った最初期の録音集です。三十代末のカザルスは既にチェロの大家でした。当時人気の小品が中心の選曲にも、カザルスは、まだ若々しさを保ちつつ、全てを気品の高い芸術作品として描き切っています。余裕たっぷりの深く柔らかい音楽にはただ驚嘆するしかありません。後年のカザルスの立派過ぎる演奏しか知らない人こそ、このチェロの神様の原点をじっくり味わってほしいものです。バッハの無伴奏チェロ組曲の最初の録音も貴重。マーストンの復刻によってカザルスの音色がグッと近くに迫ってきました!(2004/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110985 |
オーケストラの1パート楽器から独奏楽器へ、そして旋律線を歌わせる楽器へ。チェロをこのように導いたカザルス。謹厳実直にバッハのパルティータを弾くイメージが先行していますが、実際は19~20世紀半ばのピアニストたちと同様、小品を演奏することにも才を発揮しました。これらの曲を弾くとき、カザルスは気負わず、そしてロマン的というよりやや近代的なアプローチを示しています。チェロを手がけるものなら必ず目にするゴルターマンの協奏曲においては、器楽的な模範ともいえる奏法を示し、近年歌曲によって復活の兆しのあるラッセンにおいては、とりわけ旋律線に息吹を吹き込むことに心砕いているように聴こえます。(2005/07/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110986 |
19世紀から20世紀にかけて、いわゆる「大家」と言われた演奏家達は、大曲や難曲と言われる作品を手がけ偉大な解釈を施す一方で、小品にたいしても愛着を深く持ち、それらを愛しみ楽しんで演奏しました。大曲よりも、むしろ小品においてより個性が発揮されることも多く、演奏者を知る上でも貴重な手がかりともいえるでしょう。カザルスは小品に取り組む際、彼らしい生真面目な姿勢を見せており、リラックスして演奏するというよりも、集中力を持ってチェロがいかにメロディーを歌わせることのできる楽器であるかを追求しているかのようです。カザルス節炸裂の「コル・ニドライ」から、清澄な「愛のあいさつ」まで、彼の七変化を聴くことの出来る一枚です。(2007/08/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110987 |
スペインのパヴロ・カザルス(1876~1973)の活動は、一チェロ奏者にとどまることなく、室内楽奏者、オーケストラ指揮者、音楽祭の主宰者など多岐にわたりました。ピアノのアルフレッド・コルトー(1877~1962)とヴァイオリンのジャック・ティボー(1880~1953)と組んだトリオは、20世紀前半のもっとも高名なピアノ三重奏団として名を残しています。このブラームスの二重協奏曲は、カザルスのオーケストラをコルトーが指揮して他の二人が独奏者となったもの。ドヴォルザークはスペイン内戦を逃れて出国したカザルスが、作曲家の故郷を訪れたさいに録音したもの。いずれも名盤の誉れ高い録音です。(山崎浩太郎)(2001/04/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110930 |
ティボー、カザルス、コルトーらはそれぞれフランコ=ベルギー、スペイン、フランスの流れを汲む演奏家たちでありながら、ドイツ系の古典の演奏も高く評価されています。このCDに収められた3曲は、彼らがトリオを結成して2~3年ほどしてからの期間に録音されたもので、いずれも彼らが得意とし、頻繁に取り上げていたものです。ハイドンでは端正な輪郭を浮き彫りにしつつ、有名な第3楽章では野趣に富んだ解釈を披露。ベートーヴェンの変奏曲では各変奏に繊細な色付けがなされています。またシューベルトにおける美しいメロディーラインを際立たせ方は、彼らの特長である調和と温かみが最もよく現れているといってよいでしょう。(2002/09/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110188 |
スペインのチェリスト、パブロ・カザルス(1876~1973)によるバッハの無伴奏チェロ組曲全曲の録音は、同組曲の録音史において「不滅の古典」というほかない価値をもっています。こまぎれに演奏されることがほとんどだったこれらの組曲を、「ひとつの作品」として集中的に演奏することをはじめたのは、このカザルスだったといわれます。36年から39年にかけて、スペイン動乱から第二次世界大戦へと突入する直前の数年間に録音されたこれらのSPは、時代楽器が全盛となった現代においても、なお繰り返し聴かれるべき生命力に充ちています。バッハの小品の録音も聴きものです。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110915-16 |