ティヒマン, ニナ
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イングランドの貴族を父に持つも(父方の祖父が伯爵だった)、諸事情で…父親が当時禁じられていた同性愛の疑惑を受けたため亡命していた…フランスに生まれたオンスロウ(1784-1853)。基礎教育はロンドンで受け、クラーマーやドゥシェクから音楽を学びます。その後パリにもどり、1792年にはメユールのオペラを観て強い影響を受けました。作曲はパリで高名であったライハに師事、ここで数多くの室内楽作品を作曲し名を揚げます。ここに収録された3つのチェロ・ソナタは1820年に完成され、翌年パリで出版されたもの。よくベートーヴェンのソナタと比較されるほどの高い完成度を持ち、古典的な形式の中に魅力的な音が仕込まれています。優美さと力強さを兼ね備え、モダンな風貌も持つ精巧な作品です。(2013/03/20 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572830 |
クシェネクは、シュレーカーに作曲を学び、指揮者としてドイツ各地の歌劇場で活躍。ナチス政権が台頭するまでウィーンで活躍していた音楽家でした。しかしチェコの血をひいていたため、作品が上演禁止となるなど迫害を受け、1938年アメリカ合衆国に亡命。この国での音楽教育に力を注ぎました。このアルバムには彼のほぼ半生に渡って書かれた歌曲や室内楽などの様々な作品が収録されていますが、中でも注目したいのがJ.S.バッハのフーガを研究し、そのテクニックに倣って作曲したという2つの二重フーガです。シンプルな旋律が秩序を持って組み合わされ、巧みな建造物となっていく様子からは、彼の見事な作曲技法が伺えます。後期ロマン派風のトリオ・ファンタジー、ユーモラスなクラリネットのためのモノローグなど、興味深い作品集です。(2019/03/15 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0295 |
チェロの起源は、恐らく中央アジアかインドで生まれた撥弦楽器に端を発し、アラブの貿易路を通ってヨーロッパに到達したとされています。やがて楽器は発展し、18世紀中ごろに現在の形にほぼ落ち着いたようです。とはいえ、19世紀には大きな音が求められるようになり、これまで用いられてきたガット弦(羊の腸)から金属弦が採用されるなど、細かい改造が加えられ、今に至っています。ソロとしてだけでなく、アンサンブルでも強い存在感を示し、その深く美しい音色は広く愛されています。このアルバムにはヴィヴァルディからグッドールまで、およそ300年間に渡って書かれた魅惑的な作品が集められています。(2019/08/30 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.578173 |
今や録音したチェロ作品の数が最も多いチェリストの一人の座を確固たるものとしたクリーゲル。量だけでなく、どの演奏も高水準を維持、さすがはロストロポーヴィチやシュタルケルに認められた才能です。その彼女が10代後半に既に手を染めながらも本格的に取り組むのは時期尚早と考え、自ら機が熟すのを待ったのがベートーヴェンのチェロ作品。聴き慣れた作品ですが、奏者の気迫や音楽する喜びが伝わり、新鮮な感動があります。ホルン・ソナタのチェロ用編曲版など、曲目の網羅ぶりも嬉しいシリーズです。ピアニストの豊かな音楽性もお聴き逃しなきよう。(2002/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.555785 |
ベートーヴェンのオリジナルのチェロ・ソナタ中、最も輝かしい力感にあふれ、恐らく演奏機会にも恵まれているのが、第3番イ長調です。チェロはもはや助奏という立場ではなく、低音域から高音域までを自在に動き回り、ピアノと対等に闊達に音楽を主張しており、ヴァイオリンの「クロイツェル・ソナタ」と好一対の力作といえましょう。そして一層親しみやすいのが、パパゲーノのおなじみのアリアを主題にした、楽しい楽しい「魔笛」変奏曲です。ベートーヴェンにとって変奏曲形式はお手のものですが、多彩で名人芸的な演奏効果に富み、かつ皮相にならないという、変奏曲の鑑ともいうべき出来映えです。(2003/05/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.555786 |
2曲のチェロ・ソナタは、ベートーヴェン晩年の傑作群の嚆矢となる充実の作です。たくましい力感と渋い味わいのバランスもよく、この時期に大いにこだわりをみせた、フーガの手法を取り入れた楽章があることでも注目されます。また、ヘンデルの主題による変奏曲は表彰式のBGMなどとしても有名な「あのメロディー」が主題なだけに親しみやすさは満点です。そして最後の二重奏曲、ヴィオラとチェロという特異な編成と、何やら意味不明風のタイトルが目を引き珍曲風情満点ですが、実は眼鏡をかけた友人達のために書かれたためというのがその由来、ちょっと地味でユーモラスな音色による、肩の凝らない楽想がなかなか魅力的です。(2004/11/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.555787 |
ベートーヴェンのピアノ三重奏曲第4集は、クラリネットを含む2つの作品です。七重奏曲から編曲された三重奏曲は、1799年に初演され、1800年には慈善コンサートで演奏されました、この時はモーツァルトやハイドンの作品と共にこの曲を演奏、すぐさま大きな反響を呼んだそうです。あまりの人気で色んなアレンジが施されたため、ベートーヴェン自身が「著作権侵害」(当時はまだこんな言葉はない)を心配して、出版者に早く出版するように持ちかけたそうです。とはいえ、彼自身もこのように編曲していたのですが・・・)。もう一つの曲は「街の歌」として知られる有名な作品です。簡潔な形式の中に充実の音楽が詰まった名作で、クラリネットの艶やかな音色で演奏されると、また違った味わいが感じられます。第1集(8.557723)、第2集(8.557724)、第3集(8.570255)も好評発売中です!(2010/07/14 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.570943 |