ピゴット, エルズペス
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「ウォーロック=魔法使い」これでわかるとおり、この作曲家の本名はフィリップ・アーノルド・ヘゼルタイン(1894-1930)。ウォーロックはいわゆるペンネームになります。彼はロンドンに生まれ、主に古典文学を学んだ人です。作曲はほとんど独学であり、自身が好きだったディーリアスやクィルター、ディーレンの作品を研究し、音楽語法を手に入れたといいます。また、彼は幼い頃父を亡くしましたが、母が再婚したためモンゴメリーシャーに移り住んだことで、ウェールズ語を学び、それがきっかけとなりケルト語の知識が増えたと言い、これらはいくつかの作品「コーンウォールのクリスマス・キャロル」などに生かされました。そんな彼のこの合唱作品は、英国音楽の系譜にしっかりと根ざしたものであり、美しい歌詞とそれにマッチした旋律は、素朴でありながらも聴き手の心を揺さぶる大いなる力を有しています。36歳という短い生涯、そしてその早すぎる晩年には創作能力もほとんど衰えてしまったと言われるウォーロックですが、その瞬間の煌きはまさに魔法と言えるものです。(2014/08/27 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573227 |
イギリスは合唱音楽が盛んなことで知られていますが、その中でもパート・ソング(少人数のアンサンブルで歌われる合唱曲)はプロ、アマチュアを問わず高い人気を誇っています。作曲家たちもレパートリーの拡大に貢献し、19世紀から20世紀にかけて数多くのパート・ソングが生まれています。中でもディーリアスとバックスの作品は、美しいハーモニーと複雑なアンサンブルを持ち、合唱する人たちにとっての憧れの曲として知られています。ディーリアスの初期の作品「6つのパートソング」こそ、シューマンやメンデルスゾーンの影響が強いものですが、20世紀になってから書かれた作品は個性的で独創的。バックスの作品は更に神秘的な雰囲気を湛えていますが、14世紀のテキストを用いた「This Worldes Joie」では、中世風の荘厳さの中に遊び心も感じられます。カリス・シンガーズは各々の曲の特性を生かした素晴らしいハーモニーを聴かせます。/(2017/05/26 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573695 |