ヴェルトロヴスカ, カロリーナ
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デンマークのみならず、北欧音楽全体の近代化に貢献したことで知られるニルス・ゲーゼ(1817-1890)。作曲家として活動を始めた頃は作品番号第1番の「オシアンの余韻」こそ、コペンハーゲン音楽協会のコンクールで第1位を獲得するも、他の曲はデンマーク国内では全く認められず、思い余って交響曲第1番のスコアをメンデルスゾーンに送ったところ、非常に気に入られ、1843年にライプツィヒで初演してもらえたというユニークな経歴を持っています。そのままライプツィヒに逗留したゲーゼはメンデルスゾーンだけでなく、シューマンとも交流を結び、ドイツ系の作風を身につけた上で改めてデンマークに戻り、その後はこの国の音楽の発展に寄与したのです。彼の多数ある作品の中では室内楽が占める割合が大きく、そのどれもが個性的で、後進の作曲家たちにも大きな影響を与えました。ここではcpoの名アンサンブル、ミッドヴェストが流麗な演奏を繰り広げています。(2015/05/27 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777164-2 |