ハニーボーン, ダンカン(1977-)
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1978年、エクセターの音楽一家に生まれたワイトロック(1978-)は、10代前半から作曲の勉強をはじめ、ダーティントン芸術大学を経て、現在はBBCのプロデューサーとして、ラジオ3とラジオ4で働いている人です。彼の作品は抒情的であり、ネオロマンティックの雰囲気を有していて、この親しみ易い音楽は、広く人々に膾炙するものです。ここに収録されている「古風な組曲」も、素朴な冒頭部分を聴いただけで驚いてしまう人も多いでしょう。もちろん曲が進んでいくと、現代的なテイストが支配するのですが。他の室内楽曲も、色々なジャンルの音楽を程よく取り入れた面白いもの。ここで演奏しているピアニスト、ダンカン・ハニーブーンの名技も冴え渡っています。(2015/08/26 発売)
レーベル名 | :Divine Art |
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カタログ番号 | :DDA25121 |
20世紀イギリスを代表する女性作曲家の一人、ルース・ギップス生誕100年を記念する1枚。このアルバムには、彼女の夫でクラリネット奏者であるロバート・ベイカーにインスパイアされた室内楽曲を5曲収録。全てが世界初録音となります。幼少期は神童として名を広め、英国王立音楽大学ではゴードン・ジェイコブ(マルコム・アーノルドもジェイコブに師事)やレイフ・ヴォーン・ウィリアムズに師事し、作曲、ピアノ、オーボエを学びました。学生時代にはブラームスのピアノ協奏曲第2番の演奏を行うだけではなく、難曲であるアーサー・ブリスのピアノ協奏曲を女性として初めて演奏して高い賛辞を受けるなど、優れた演奏家としても才能を発揮しましたが、後に手の故障にて公の場での演奏は断念。以降、女性としての偏見に屈することなく指揮者、作曲家としての活動しました。アルバム収録曲の「コリーヴレッカンのケルピー」はスコットランドの伝説に基づいた初期の作品。悲劇的な物語をクラリネットとピアノで表現しています。ラプソディと五重奏曲は、ベイカーと結婚した頃の作品。クラリネット・ソナタも夫であるベイカーの演奏を念頭に書かれたもの。その頃、彼はバス・クラリネットも習得しており「前奏曲」はこの楽器のために特別に作曲されたようです。舞曲を思わせる親しみやすい旋律が発展していく聴きごたえのある小品です。(2021/09/24 発売)
レーベル名 | :SOMM Recordings |
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カタログ番号 | :SOMMCD0641 |
1915年から2015年までに作曲された、イギリスのあまり有名ではないピアノ小品を集め、裏の音楽史100年を刻もうという企画。印象派の影響も感じる詩的なリヴェンス兄妹から始まり、新古典主義的なヘディントン、アニメ映画に使われそうなほど楽しげで、英国的な高揚感も備えたロングマイア、淡々とした変化がミニマル・ミュージックを連想させるスケンプトン、内部奏法とオーバーダビング、エフェクトも駆使したレイノルズまで、多種多様な作品を収録しています。イギリスのピアニスト、ハニーボーンは英国とアイルランドのピアノ作品のスペシャリストとして知られ、教育や執筆活動でも活躍しており、ここでも深い洞察力と鮮やかなテクニックで、多彩な曲想のそれぞれを魅力的に楽しませてくれます。このアルバムはデヴィッド・パワーが企画し、ピアニストの紹介など惜しみない協力をしながら2016年に心臓発作で亡くなった、ピーター・レイノルズに捧げられています。(2018/11/16 発売)
レーベル名 | :Grand Piano |
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カタログ番号 | :GP789 |
イギリス、ヨークシャーの音楽一家に生まれた作曲家ウィリアム・ベインズの作品集。幼い頃から楽才を発揮、18歳から音楽家として活動を始めましたが、繊細なピアノ曲を含む彼の作品は当時高く評価されたものの、演奏される機会は少なく、現代でもこれらはほとんど知られていません。このアルバムはベインズの没後100年を記念して製作されたもので、印象派の作品を思わせる美しいピアノ曲や、ベインズ作品の良き理解者の一人であるゴードン・プリンが歌う「5つの歌」(世界初録音)などが紹介されています。最後に置かれたのは、同じヨークシャー出身の作曲家ロビン・ウォーカーによる「At the Grave of William Baines」。アルバムの最後を飾るにふさわしいオマージュとなっています。(2022/11/25 発売)
レーベル名 | :Divine Art |
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カタログ番号 | :DDA25234 |