モスクワ合唱団のメンバー
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19世紀後半、アメリカの捕鯨船団は世界の海で盛んに鯨を捕らえていました。そんな時代、捕鯨船ピークォド号に乗り込むことになった船乗りイシュメイルは、ピークォド号の船長であるエイハブと出会い、少しずつ彼の狂気に巻き込まれていくことになります。1851年に発表されたハーマン・メルヴィルの長編小説「白鯨」は、その壮大な物語性と、鯨に関する科学的な記述(作者は実際に捕鯨船に乗船し、技術を得ていた)が人気を呼び、たびたび映画化されています。3回目の映画となったのが、この1956年のジョン・ヒューストン監督によるものでした。主演のグレゴリー・ペックの渋い演技は高く評価されましたが、あまりにも原作に忠実だったため、雰囲気が暗く難解になってしまったため、興行的には失敗作の烙印を押されてしまったというから驚きです。このセイントン(1891-1967)によるサウンド・トラックは、海の多彩な表情を鋭く捉えながら、展開する人間ドラマを丁寧に描き出しています。フィンジやハウエルズなどの近代イギリス音楽を愛する人にも満足していただける素晴らしい音楽と言えるでしょう。(2015/08/26 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573367 |