チャン・イミン
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1954年、上海生まれの作曲家ゲ・ガンリュ(葛甘孺)。文化大革命の後、上海音楽院でヴァイオリンを学び1983年コロンビア大学に留学。周文中の弟子となり研鑽を積みました。「全ての音楽は音程、リズム、音色、ダイナミクスの4つの要素で構成されており、東洋と西洋の音楽はこれらの4つの点が全く異なる」と述べる彼の音楽は、調性から離れながらもところどころに中国風の五音音階が効果的に用いられています。このアルバムには世界初録音となる「拡張ピアノ奏法のための12の練習曲」を収録。ピアニストのチャン・イミンとの綿密な対話から生まれたこの作品は、曲ごとに異なるピアノ内部奏法が用いられており、例えば、第1曲はピアノ内部の金属弦の倍音を用い、第2曲ではピアノの最低音のA弦のみを使用し打楽器のような効果を生み出します。第3曲は弦をつま弾くピッツィカート、第4曲は片手で弦を抑え片手で鍵盤を演奏、神秘的な音色が生まれます。他にも弦に紙をはさんだり、ゴムや磁石を置いたり、ゴム製のマレットで弦を擦ったりと、多彩かつユニークな響きが楽しめます。チャン・イミンは現在、星海音楽学院のピアノ科で教鞭を執る名手。中国のピアノ曲の紹介に尽力しています。(2024/08/09 発売)
レーベル名 | :Grand Piano |
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カタログ番号 | :GP940 |
1954年、上海生まれの作曲家ゲ・ガンリュ(葛甘孺)。文化大革命の後、上海音楽院でヴァイオリンを学び1983年コロンビア大学に留学。周文中の弟子となり研鑽を積みました。彼は「全ての音楽は音程、リズム、音色、ダイナミクスの4つの要素で構成されており、東洋と西洋の音楽は、これらの4つの点が全く異なる」と述べており、初期の作品「12の前奏曲」では調性から離れながらも、ところどころに中国風の五音階が効果的に用いられています。ここでは2019年に作曲家自身によって改訂が施された版が収録されています。「古風な音楽」では中国伝来の楽器の音色を表現するためにプリペアド・ピアノを使用。またトイ・ピアノのために書かれた2作品も聴きどころ。とりわけ「Hard、 Hard、 Hard!」はピアノだけでなく、おもちゃの楽器や叫び声を交えた実験的な作品です。 (2020/10/16 発売)
レーベル名 | :Grand Piano |
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カタログ番号 | :GP835 |