ウェーダー, ヨゼフ=モーリス
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1988年生まれの若手ピアニスト、モーリス=ヴェーダーによる2つのショパンの協奏曲です。彼は12歳の時にバーゼルの高等音楽院に入学、エイドリアン・エーティカー教授の下で11年間研鑽を積み、その後は更にフィリッポ・ガンバに師事しながら幾多のマスタークラスを受講。2013年にはウィグモア・ホールでデビュー・リサイタルを行っています。そんな彼がOEHMSへのデビューとして選んだショパン(1810-1849)の協奏曲は、通常のオーケストラ伴奏ではなく、より親密な響きが紡ぎだされるピアノ六重奏版によるもので、指摘されがちな「オーケストラ・パートの貧弱さ」を感じることのない緊密な音楽を聴くことができます。この理由は本来ならピアノの出番がない前奏から積極的にアンサンブルに関わるなど、一つの室内楽作品として成立していることにもあるのかもしれません。ナイーブさと力強さを兼ね備えたヴェーダーのピアノ、そして寄り添いながらも必要に応じて強く主張する弦の響き。素晴らしいハーモニーが展開されます。(2016/01/27 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC1831 |