カヤヌス, ロベルト(1856-1933)
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ご存知の通り、ロベルト・カヤヌス(1856-1933)とシベリウスは(一時は険悪な仲になったものの)生涯を通じて親しい友人でした。彼らはお互いに影響しあい、その芸術性を高め合ったことで知られています。コロムビアレコード(当時の英EMI-コロムビアレーベル)がフィンランド政府の協力を得て、1930年初頭から始めたシベリウス作品の一連の録音も、シベリウス自身が指揮者としてカヤヌスを指名するほどに信頼しており、この録音は作曲家の期待に応えた素晴らしい演奏の記録と言えるでしょう。この企画は、当初「7つの交響曲」だけでなく数多くの管弦楽作品を録音することになっていましたが、1933年にカヤヌスが死去したことで、その計画は頓挫してしまったのです。このアルバムでは、そんなカヤヌスによる3つの作品を収録しています。雄弁な第2番の交響曲を筆頭に、愛国精神豊かな「カレリア組曲」と魅力的な「ベルシャザール王」をお聞きください。(2013/02/20 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.111394 |
指揮者カヤヌスによるシベリウス(1865-1957)録音集の最後を飾る第3集です。第3番の演奏については、テンポなどについて、それまでの作曲者による演奏とはちょっと違う解釈を施すことによって「更に深くなり、より多くの感覚と美しさが与えられた」とシベリウス本人も認めたもの。交響曲第5番も、カヤヌスならではの音楽が奏されています。テンポは常に早めであり、現代の指揮者たちのようにゆったりと主題を歌わせることのない終楽章に物足りなさを感じる人もいるかもしれませんが、これも「味わい」として楽しむのがよいのではないでしょうか?(2013/03/20 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.111395 |
かのシベリウス(1865-1957)が、「私の交響曲に、感情の豊かさと美しさ、そしてより一層の深みを与えたのがロベルト・カヤヌス(1856-1933)である」と記したと言います。彼らとの間には、幾度かの諍いがあったものの、強い友情があり、お互いを尊敬していたのでしょう。彼が残したシベリウス作品の録音からは、崇高なる気高さと親密な空気が感じられ、まさに権威ならではの名演と評価されています。また、このアルバムに収録された「ポヒョラの娘」はカヤヌスに献呈された曲でもあります。1930年代にこのような名演があったとは・・・。(2012/11/21 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.111393 |