ヒル, ピーター(1948-)
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当盤に取り上げられた3人の音楽は、すでに20世紀の「古典」としての地位を得ていますが、一方で「歌えない」「つまらない」、果ては「音楽ではない」etc.と、必ずしも「ウケがいい」とは言い難いのが実情です。確かに彼らの音楽が、それ以前の音楽で親しまれてきた要素をかなり意図的に排して作られたことは事実です。しかし虚心坦懐に耳を傾けてみると、「何の情動表現もなされていない計算だけの音楽ではない」こと、あるいは実は結構多彩な音楽であることが感得できるのではないでしょうか。まずはリスト・ワーグナー世界にも通ずる、末期ロマン派色彩の強いベルクのソナタあたりを突破口に、新たな世界への扉を開いて見ませんか?(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553870 |
少々地味な分野かもしれませんが、どんなジャンルの音楽を書いても可ならざるはなし、ストラヴィンスキーのピアノ曲もなかなかオシャレな雰囲気に満ちた傑作ぞろいです。ポピュラー音楽の影響も見逃せず、20世紀の音楽らしい理屈っぽさとジャズのエッセンスが巧みに結合された「ピアノ・ラグ・ミュージック」に聴く辛口の愉悦感などからは、独特の感性が感じられます。また教育的配慮もうかがわれる「5本の指で」での、少ない音符に凝縮された書法の見事さは傾聴に値するべきものといえましょう。ヴィルトゥオーゾ必携のショーピースとしても大人気、最も有名な「ペトルーシュカ」のパワフルさは、むしろ例外的といっていいかもしれません。(2000/11/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553871 |
美しい歌曲やピアノ曲の作曲家フランツ・シューベルト。31年という短い生涯に数多くの作品を遺しましたが、出版できた作品はその4分の1ほどにすぎませんでした。彼は貴族やパトロンからの援助を受けることもなく、ことさら有名になることもありませんでしたが、良い仲間たちに恵まれたことで幾多の歌曲、室内楽、交響曲、ピアノ曲の傑作を書き上げることができたのです。このアルバムでは「ます」や「子守歌」「魔王」などの誰もが知っている曲とともに、あまり耳にすることのない彼の歌劇からの音楽などを交えながら、その足跡をたどっていきます。 【使用曲】交響曲第8番「未完成」- 第1楽章、子守歌、グルック:歌劇《タウリスのイフィゲニア》よりアリア、交響曲第1番 - 第1楽章、歌劇《悪魔の別荘》- 序曲、ミサ曲第1番より、糸を紡ぐグレートヒェン、魔王、交響曲第5番 - 第1楽章、軍隊行進曲第1番、ピアノ五重奏曲「ます」-第4楽章、歌劇《アルフォンソとエストレッラ》より、さすらい人幻想曲 - アダージョ、歌劇《フィエラブラス》- 序曲、『美しき水車小屋の娘』より「嫉妬と誇り」、『冬の旅』より「おやすみ」、弦楽五重奏曲 ハ長調 - 第2、第4楽章 以上全19曲(フェイドイン、フェイドアウトあり)(2024/01/26 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.578374 |