キエフ・ヴィルトゥオージ交響楽団
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20世紀、アゼルバイジャンで活躍した作曲家カラーエフ。表情力豊かな彼の作品は、次世代の作曲家たちにもインスピレーションを与え、結果的にアゼルバイジャン音楽の発展に大きく寄与することになりました。1943年に作曲された「交響曲第1番」はカラーエフの代表作の一つ。オーケストラの楽器の性能を存分に生かし、時には荒々しく、時には郷愁に満ちたハーモニーが聞こえるなど、民謡風のメロディが有機的に発展するエネルギーに満ちた作品です。もう1曲の「ヴァイオリン協奏曲」は1967年の作品。1961年に初めてアメリカを訪れたカラーエフはストラヴィンスキーに出会い、強い影響を受けました。そのため1964年に作曲された「交響曲 第3番」やこのヴァイオリン協奏曲では打楽器が縦横無尽に活躍するなど、作風が劇的に変化。強烈なヴァイオリンのパッセージ、表現豊かな木管セクションなど至るところに新古典派音楽の作風が強く感じられるモダンな作品になっています。ヤブロンスキーはこれまでにも交響曲第3番(8.570720)やバレエ音楽(8.573122)の2枚のカラーエフ作品をNAXOSからリリースしています。(2018/03/23 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573722 |
チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲は19世紀ロシアを代表する“ヴァイオリンとオーケストラのための作品”ですが、他のロシアの作曲家たちも、優れた協奏的作品を数多く作曲しています。このアルバムにはチャイコフスキーの弟子、セルゲイ・タネーエフと『ロシア五人組』の一人、リムスキー=コルサコフの作品をヤブロンスキーとキエフ・ヴィルトゥオージ交響楽団の演奏で収録。タネーエフの「協奏的組曲」は彼の友人であるヴァイオリニスト、シボールの依頼で書かれた作品で、バロック期の組曲の体裁を取りながら、各々の曲は大胆な筆致で書かれています。愛らしい「ガヴォット」が魅力的。リムスキー=コルサコフの「2つのロシアの主題による幻想曲」は、クライスラーのピアノ伴奏版も知られますが、迫力あるオーケストラ版は聴きもの。ヴァイオリンが歌う哀愁漂うロシアの旋律が、色彩豊かな響きを駆使したオーケストラ・パートと溶け合い、壮大なクライマックスを築きあげます。(2019/08/30 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.579052 |
イタリア・オペラの中でも特に愛されているテノールの名アリアと、美しい旋律を持つ3つの間奏曲を収録した1枚。若きテノール、アゼル・ザダは様々なアリアの中から"強さを誇る曲"や、"自身を奮い立たせる曲"を選択、素晴らしい歌唱で聴き手を魅了します。【アゼル・ザダ】 アゼルバイジャン、バクー出身。2009年、アゼルバイジャン国立歌劇場のソリストとしてデビューを飾り、歌手としてのキャリアをスタート。イタリアに移住してからはアカデミア・ダルテ・リリカ・オシモで学び、多数のコンクールで入賞を飾り、2014年にはスカラ座アカデミーに入学、更に舞台経験を積みました。2016年、ダニエル・オーレンの指揮で《マクベス》のマクダフを歌ったのを皮切りに、2017/18年にかけてイタリアの数々の劇場でソリストとして活躍。2018/19のシーズンはアゼルバイジャン歌劇場で凱旋公演を行った他、モスクワでも歌い好評を博しています。(2021/10/22 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573499 |