デューガン, イーモン
Search results:5 件 見つかりました。
トランペットは、その起源が紀元前2000年まで遡ることができるとされる最も古い楽器の1つです。最古のトランペットは金属や動物の角やほら貝から作られ、空気が吹き込まれると、遠くまで伝わる大きな共鳴音を作り出すことができ、ギリシャ・ローマの時代には、サルピンクス (salpinx)と呼ばれる楽器が勝利の合図と敵接近の合図を送るために戦闘中に頻繁に用いられていました。その後、楽器には様々な改良が施されますが、17世紀ころまでは音程を自由に変化させることができず、倍音を生かした旋律を奏でることが精一杯でした。19世紀初頭、ドイツのブリューメルによってバルブが発明され、さらにフランスのラバイェがピストンを発明、その後ウィーンのヨゼフ・リードルがバルブを改良したロータリー式を発明したことで楽器の性能は飛躍的に発展。そして1839年にペリネが発明した3本ピストンのシステムは、現在ほとんどの金管楽器で使用されるほどの画期的なアイデアです。このアルバムでは「ナチュラル・トランペット」の時代から近代の作品までを網羅。トランペットの発展に伴う様々な作品を楽しむことができます。(2020/10/23 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.578185 |
2009年の聖金曜日4月10日にバーミンガム・シンフォニー・ホールで行われた「英語歌唱によるマタイ受難曲全曲」のライヴ録音です。英語版のマタイと言えば、以前バーンスタインの演奏がありました(あちらは啓蒙的な意味も含め、まことに感動的な演奏でした)し、他にも1937年のクーセヴィツキと1979年のウィルコックスの録音もあります。しかし、こちらのマタイは、全く新しいテキストを用いて歌われているところに注目です。この合唱団に縁のあるニコラス・フィッシャーとジョン・ラッセルの2人が翻訳したテキストは、より時代に即した美しい英語が使われていて、現代人の心にまっすぐに届くマタイとして絶賛を浴びたものです。バロック・オーケストラによる味わい深い響きと、最近の傾向でもある早めのテンポ、そしてイーモン・ドーガンを始めとするおなじみの歌手たちによる素晴らしい演奏は、「マタイ受難曲」を味わい尽くした人にも、新しい感動を与えることでしょう。各々の演奏家によって違った祈りの言葉があるということを、しみじみ感じさせてくれるアルバムと言えそうです。(2010/04/28 発売)
レーベル名 | :Orchid Classics |
---|---|
カタログ番号 | :ORC100007 |
ナクソスがわざわざ「メサイア」を再録音するのですから、普通で済む筈がありません。ホグウッドらの下で膨大な録音を残し、既に日本でもお馴染みのアカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック。癒しの歌声が大ヒットしたオックスフォードのニュー・カレッジ聖歌隊。これだけでも注目なのに、演奏に使用する版に最大の特色があります。様々な版がある「メサイア」ですが、ロンドンでの上演を再現する当盤では、独唱者・合唱団に女性が登場しません。高い音は合唱も独唱も全てトレブル(ボーイソプラノ)が担当します。演奏は過度に鋭くなく、自然な音楽美に溢れています。もちろんナクソス価格で、これは聴くしかありません!(2006/12/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.570131-32 |
作曲者のリッツァ(1929-)はロンドンのギルドホール・スクールで音楽と演劇を25年間教えながら、数多くの録音も行っています。1997年から作曲を始めたという彼女の作品は「クラシカル・コンテンポラリー」の分野で賞賛され、数多くの聴き手に癒しの心を与え続けています。全曲に漲る生き生きとした表現としなやかなメロディは、とても御老人(失礼!)の作品とは思えません。「人間には限界など存在しない」ということを確信できるのではないでしょうか。どこかモダンで懐かしい歌の数々を心行くまでお楽しみください。(2013/01/23 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.573039 |