グループ・フォー・コンテンポラリー・ミュージック
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フィラデルフィア生まれのドラックマンの音楽は、技巧的にもかなり凝って、濃密、複雑に書き込まれており、心地のよい音符の奔流を味わうことができます。ジュリアード弦楽四重奏団のために作曲された、弦楽四重奏曲第2番は、一歩間違えると雑音になってしまうような、数々の特殊奏法が聴きものといえましょう。第3番は、やや穏健になっていますが、それでもグリッサンドやピチカートが多用され、独特の音響性世界が構築されています。「水の本性の反映」は、マリンバのための超絶技巧練習曲集といった趣向ですが、当盤では演奏者が作曲者の子息であるといったところにも注目です。Koch Internationalの再発売盤です。(2006/07/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559260 |
CD1枚分の78分半が、単一トラックで収録されているということ自体が、フェルドマンの作品の特異性を物語っているといえましょう(後に作曲された弦楽四重奏曲IIに至っては、演奏時間が5時間超となります...)。しかもその長大な時間のほとんどは、忘れたころに差し挟まれる僅かな強奏のほかは、スローテンポの弱奏でポツリポツリと綴られていくのですから、これはもう異次元感覚というしかありません。しかしその時間の流れがどうかしてしまったような点描的な美しさこそが、フェルドマンの真骨頂。音の密度がどんどん薄くなっていった極北の地点にも、音楽としての独自の世界が確立しているのです。コッホ・レーベルの再発売盤です。(2006/03/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559190 |