テスリャ, セルゲイ
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20世紀終りから21世紀にかけて、音楽は多様化の一途を辿っています。スペインの前衛音楽もその例に漏れず、日々新しい音楽が生み出されており、激しい作品だけでなく、時にはメランコリックな音への憧れも生まれています。作曲家ロメロ・アセンホはとりわけユニークな作風の持ち主であり、人々は彼の作品を「トランスアバンギャルド」と表現、彼の師であるトマス・マルコも「彼は決して先駆者ではないが、何が先駆けなのかを知っており、必要に応じてそのやり方を使用している」と評しています。彼の直近の作品である「弦楽のための交響曲」は、激しい音の応酬で始まり、第2楽章は奇妙な静寂が支配します。そして最終楽章でまた音が乱舞し、最後までエネルギーが尽きることはありません。1990年代に書かれた3作品も興味深い作風によるもので、どちらかというと古典的な作風による「ディヴェルティメント」とバッハ作品ヘノオマージュである「ヴァイオリン協奏曲」、前衛的な「チェロ協奏曲」と作風の違いが感じられます。(2019/05/24 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.579044 |