アンダイ, ロゼッテ(1903-1977)
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ロマン主義の指揮者がともすれば陥りがちな過剰な感情表出を拒み、中庸の美学を追究したワインガルトナー。その彼も、初期には「第九」を指揮して、興奮のあまり自制心を失い、恐ろしいばかりの手振り身振りを披露したとされています。後に自身の美学を獲得するにあたり、そうした挙動はなりを潜め、制約された動きの中、バランス感覚のとれた、心地よい緊張をはらむ音楽を奏でるように変わっていったのでした。第4楽章で重責を担うバス・ソロは、胆力溢れる偉丈夫マイア。ウィーン国立歌劇場を中心に活動し、「ばらの騎士」やマタイ受難曲などで名を残しています。(2003/08/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110863 |
1954年、ウィーン国立歌劇場のロンドン引っ越し公演のライヴ録音。演目はベームが得意とする《フィガロの結婚》で、当時のウィーンで全盛を誇っていた歌手たちが勢揃いしたロイヤル・フェスティバル・ホールでの素晴らしい演奏です。当時の評論家ハロルド・ローゼンタールが「Opera」誌上で絶賛した上演は、まさにウィーンの舞台がそのまま再現されたかのような仕上がりであり、オーケストラが紡ぎ出すゆったりとした美しく洗練された音楽はもちろんのこと、ベームとクリップスによって確立された「モーツァルト・アンサンブル」はとりわけ見事で、クンツ、シェフラー、デラ・カーザとユリナッチらの歌唱は人々を魅了しました。初出音源となります。(2018/04/27 発売)
レーベル名 | :ICA Classics |
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カタログ番号 | :ICAC5147 |