コッホ, ユリアナ
Search results:2 件 見つかりました。
20世紀イギリスの作曲家ルース・ギップスは幼少期から音楽の才能を示し、1937年に16歳で王立音楽大学に入学してオーボエとピアノを学ぶとともに、ヴォーン・ウィリアムズとゴードン・ジェイコブから作曲を学びました。大学在学中にブラームスのピアノ協奏曲第2番を演奏し、1942年のプロムスでは彼女の交響詩『Knight in Armour』がヘンリー・ウッドによって演奏されました。戦争中にはバーミンガム市交響楽団の首席オーボエ奏者となりましたが、戦後、ロンドンに戻ってからは演奏機会が減少したため、室内楽の作曲と教育に専念しました。このアルバムには1938年から1990年に作曲された彼女のオーボエとコールアングレを用いた室内楽作品が収録されています。ユリアナ・コッホはロンドン交響楽団の首席オーボエ奏者。2018年に王立音楽大学のオーボエ教授に任命され後進の指導に当たっています。(2024/09/27 発売)
レーベル名 | :Chandos |
---|---|
カタログ番号 | :CHAN20290 |
セルビアの作曲家、指揮者ミハイロヴィチの作品集。ベオグラードで有名な音楽一家に生まれ、地元の音楽アカデミーで作曲と指揮を学んだ後、ケルンとザルツブルクのマスターコースに参加し、研鑽を重ねました。1987年から2002年まではセルビア作曲家連合の会長を務め、セルビアの音楽発展に寄与しています。軽音楽のアンサンブルを率いて人気を博した父と叔父の影響もあってか、彼の作品の多くは古典的なスタイルと聴きやすい旋律を備えており、その作風はグレツキやカンチェリ、ペルト、ラウタヴァーラを思わせます。しかし、曲によっては前衛的なスタイルも採るなど、多彩な表情を見せています。このアルバムの収録曲でも、「バガテル」では切々と歌うヴァイオリンにチェンバロが刺激的な合いの手を入れたり「Fa-mi(ly)」は軽やかなピアノの響きを重苦しい弦楽が支え、絶妙なバランスを見せるなど、大胆な作曲技法が味わえます。演奏はグリフィス指揮するフランクフルト・ブランデンブルク州立管弦楽団、印象的なチェンバロはベルリンを拠点に活躍する鍵盤奏者、池谷順子(いけや よりこ)が担当しています。(2020/01/31 発売)
レーベル名 | :CPO |
---|---|
カタログ番号 | :555296-2 |