ダヴェーナ, イニェス(1983-)
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1902年にブダペストでユダヤ系の家庭に生まれたパール・ヘルマン。1915年から1919年にかけてフランツ・リスト音楽院でバルトークとコダーイから作曲を学び、室内楽の教師であったレオ・ヴァイネルの元で最初の作品を書いています。チェロは名教師アドルフ・シッファーに指導を受け、学生時代から頻繁に演奏を行い、16歳の時にはチェロ奏者として世界的な活動を始めました。作曲家としても数多くの作品を発表しましたが、1944年にナチスに捕われ早世、その作品も破棄されてしまい、出版されたのは2作だけでした。現在、遺された作品の収集が進められており、このアルバムには様々なピアノ曲や、オルガン曲、リコーダー・アンサンブルや彼が興味を示していたリュートやチェンバロ作品などの器楽作品の他、いくつかの歌曲が収録されています。チェロの名手であったヘルマン自身が編曲したシューベルト、ショパン作品も聴きどころです。(2024/03/29 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0623 |
【音楽都市ヴェネツィアの奥深さを感じさせる、作者不詳含む美麗リコーダー・ソナタ!】1983年リオデジャネイロ生まれのダヴェーナによるリコーダーと、1976年サンパウロ生まれのヒベイロの弾くチェンバロによるアルバム。2人は40日をかけてヴェネツィアのいくつかの書庫を探索し、未知のリコーダー・ソナタとチェンバロのための作品併せて6曲を発見、今回初録音を行いました。中にはヴィヴァルディの作とされるものや、同じくピエタ院の音楽指導を行っていたガスパリーニが、生徒の一人イザベラのために書いたとみられるトッカータ、同じ筆致で描かれていながら手法の違いからガスパリーニ作と断定できないソナタなど、興味深い作品を多数収録。いずれも当時のヴェネツィアの音楽的繁栄が十二分に感じられる華やかな作品で、これだけの佳作が埋もれているとは、長い歴史を持つ音楽都市の奥深さを感じさせるところです。またヴェネツィアのベネディクト会司祭だったビガーリアの唯一の作品集からも収録しています。2人は既にニュー・コレギウムのメンバーとして、テレマンの多彩な室内楽を収めたアルバムをRameeレーベルからリリースしており(RAM1904)、著名な大作曲家の作品の新たな切り口として好評を博しています。とくにダヴェーナはPassacailleレーベルで18世紀ナポリの作曲家たちをとりあげたアルバムも2作制作しており、イタリア後期バロック作品への圧倒的な適性で注目を集めてきました。リコーダーは一連の先行盤と同じく、アムステルダムと東京に工房を構えるリコーダー奏者・製作者・斉藤文誉氏の楽器が使用されています。ヴェネツィアの歴史的建築オスペダレット養育院跡の音楽ホールでの録音。(2019/12/20 発売)
レーベル名 | :Ramee |
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カタログ番号 | :RAM1905 |