アテネ国立管弦楽団
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ギリシャ国民楽派の父とも言われるカロミリスの音楽が、世界初録音で登場です。基本的には濃厚な後期ロマン派の作風で、細部まで緻密に書き込まれ、金管や打楽器のパワーを存分に解放した豪奢なオーケストレーションは聴きものです。「管弦楽のための三連画」は、首相を長く務めたギリシャの大物政治家ヴェニゼロスの追悼のために書かれた音楽です。第2楽章は感動的な葬送行進曲となっていますが、彼の妻の語るところによれば、ヴェニゼロス死去の報せを受けたカロミリスは、涙を流しながらピアノに向かい、この楽章を作曲していたということです。ともかくどの曲も驚くべきほどのパワフルさで、聴くものは圧倒されるばかりです。(2007/08/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557970 |
50年という短い生涯にもかかわらず、ニコス・スカルコッタスは20世紀ギリシャを代表する作曲家の一人として重要視されています。アテネ音楽院で学び、ベルリンに留学しシェーンベルクやヴァイルに師事、とりわけシェーンベルクの影響を強く受けましたが、精神的に不安定だったためか、彼が集中して作品を書いたのは1930年代後半から亡くなる直前までのほぼ10年間のみであり、この頃には新古典主義の作風を取り入れた独自の作風が構築されています。このアルバムに収録された4つの作品は、すべてその時代に作曲されており、古典的な佇まいの中に斬新さが盛り込まれたユニークな作品に仕上がっています。アテネ国立管弦楽団はスカルコッタスがヴァイオリニストとして在籍していたオーケストラ。この録音を皮切りに、スカルコッタス作品の録音を続けていく予定です。(2020/02/21 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.574154 |