ドラモンド=グラント, アン(-1959)
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ギルバート&サリヴァンの作詞作曲コンビによるオペレッタを1961年まで独占的に上演していたのが、ロンドンのドイリー・カート歌劇団です。《アイオランシ》も彼らによって1882年に初演されました。それから約70年後にデッカ・レーベルのモノラルLPに録音したのが、この演奏です。歌手も指揮者もこの歌劇団の舞台で実際に活躍した人ばかり、由緒正しき楽しい演奏の記録です。なお余白には、名指揮者マッケラス(1925年生)がサリヴァンのさまざまな作品から編曲したバレエ《パイナップル・ポール》の編曲者自らの指揮による録音が収められています。(山崎浩太郎)(2003/09/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110231-32 |
舞台はシェイクスピアの時代、無実の罪でロンドン塔に幽閉され、処刑を待つ身の貴族フェアファックス大佐。彼に恋した塔守の娘フェーベは、彼を救い出し思いを遂げようとします。いよいよ大佐の処刑まで残り時間1時間となったとき、周囲の画策で、旅回りの娘歌手エルシーと結婚させることを思いつきます。フェーベの機転もあって無事脱出に成功したフェアファックス大佐が、最後に選んだ相手とは・・・。ギルバート&サリヴァンの作品の中では、もっともシリアスで、ほろ苦ささえ感じさせる隠れた名作です。(2004/07/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110293-94 |
脚本家ギルバートと作曲家サリヴァンの名コンビを起用して喜歌劇《軍艦ピナフォア》と《ペンザンスの海賊》の大ヒットを生んだ興行師ドイリー・カートは、1881年にロンドンのストランドにサヴォイ劇場を建て、ここを新たな活動の本拠地としました。世界で最初の全館電気照明による、豪華な劇場でした。ギルバート&サリヴァンの喜歌劇を「サヴォイ・オペラ」と通称するのは、この劇場の名前に由来します。《ペーシェンス》はこの劇場のこけら落しに上演されたもので、当時イギリスで流行していた審美主義への風刺をこめた作品です。(山崎浩太郎)(2003/11/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110233 |
1幕ものの「陪審裁判」で初のコンビを組み、大ヒットを飛ばしたギルバート&サリヴァン。次には本格的な2幕ものをということで取り掛かったのが、イギリス版「愛の万能薬」が使われる「魔法使い」でした。本家ドニゼッティの妙薬は偽者でしたが、この万能薬は本物。薬を飲んで目覚めたときに最初に目に入った人を好きになるというから、村人たちの間に、珍カップルが続出してしまいます。本来愛し合うべきカップルが仲を引き裂かれ大騒ぎ。さてこの結末は?前半の村人たちの気取った恋愛感が、薬をきっかけに本性がむき出しにされるという、まことにアイロニーにとんだ作品です。(2005/04/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110785-86 |
日本人に最も馴染みのある「ミカド」が世に出てから2年後、ギルバート&サリヴァンは、「魔女の呪によって日に一度罪を犯さなければ死ぬ」というラディゴアー城に住まう准男爵を中心に織り成す、怪奇オペレッタを作りました。ギルバートはこのオペレッタを、「英国衛氏」「ユートピア国株式会社」とならびもっとも気に入った作品と考えていました。「罪を犯すべき存在」たる人間の象徴であるかのような准男爵が、その補償のために罪以上の善行をせっせと施し、一方で「善良」であるはずの周囲の人々は、あだな恋に身をやつすあたりは、軽妙な音楽に反して、強烈な風刺として聴衆に映ることでしょう。(2005/01/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110295 |