田中彩子(1984-)
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【アルゼンチンが世界に誇る作曲家が、ソプラノ田中彩子のために書き下ろした『連作歌曲』登場!】アルゼンチンで生まれフランスを拠点に活躍する作曲家、エステバン・ベンセクリ(1970-)。ヒナステラ、ヴィラ=ロボス、チャベスらのように、20世紀の初頭からヨーロッパとラテンアメリカの国々の間で行われてきた音楽的交流の伝統を継承し、豊かな色彩感を持つユニークな作品を生み出すことで注目を集めています。このアルバムでは、日本が誇るコロラトゥーラ・ソプラノ、田中彩子のためにベンセクリが作曲した『連作歌曲』を含む3作品を収録。田中に出会ってすぐさまその声に魅了されたというベンセクリは、彼女の繊細な声と超絶的なテクニックを存分に生かし、愛、存在の起源、聖なる川をモティーフに、日本とアルゼンチンの文化を融合した見事な歌を書き上げました。田中の息をのむような表情豊かな歌唱は圧倒的存在感を誇ります。ヴァイオリン協奏曲は南米の民族的なモティーフとリズムを織り交ぜ、クラリネット協奏曲ではスペインに征服される以前の南アメリカ大陸へと聴き手をいざないます。ヴァイオリン独奏はテアトロ・コロン首席コンサートマスター、クラリネット独奏はブエノスアイレス・フィルハーモニー管弦楽団の首席クラリネット奏者が担当、作品への共感に満ちた演奏を聴かせます。 この連作歌曲は、作曲家ベンセクリ氏が私の声からインスピレーションを受け作曲、献呈してくださったもので、チェリストのゴーティエ・カプソン、ヴァイオリニストのネマニャ・ラドゥロヴィチ、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、ピアニストのラン・ランに献呈したものに続く5つ目の献呈作品となります。彼の作品を初めて聞いた時、近寄り難いような、懐かしいような、そんな感覚がありました。長い間自然のめぐみを受け自然と共に生活してきた私達のDNAは、彼の作品の全てにおいてテーマとなっている原始林や先住民のリズムに、無意識に懐かしさを覚えるのかもしれません。作曲家の初のとなるこのアルバムに参加でき本当に光栄に思います。ぜひお聞きください! 2020年5月 田中彩子【Esteban Benzecry】アルゼンチンの作曲家の中で、最も注目を浴びているエステバン・ベンセクリ。故郷で作曲を学び、1997年にパリに移住。1999年、パリ国立音楽院作曲科で「満場一致の一等賞」を獲得、作曲家として活動を始めました。これまでに3つの交響曲をはじめ、数多くの作品を作曲、なかでも2010年にエーテボリ交響楽団から委嘱された3部作「Rituales Amerindios」で、アステカ、マヤ、インカ文明を描いた作品が世界的な注目を浴び、一躍人気作曲家の仲間入りを果たしました。彼の作品はグスタボ・ドゥダメルやディエゴ・マテウスによって数多くのオーケストラで演奏され好評を博しています。(2020/07/10 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.574128 |