セフェル, マルコ
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ヨーゼフ・ハイドンの5つ下の弟ミヒャエル・ハイドン。ウェーバーの師として知られ、古典派から初期ロマン派を繋ぐ橋渡しとしての重要な役割を担った音楽家の一人です。40曲以上の交響曲を始め、フルートやヴァイオリンのための協奏曲、数多くの室内楽曲などを遺しましたが、残念なことに偉大な兄の名声の影に隠れ、現代でもその作品が正当に評価されているとは言い難い状況です。しかし、彼の音楽は色彩豊かで独創的であり、決して兄に劣るものではありません。とりわけ宗教曲は彼の作品の中心的位置を占めるもので、どれも活力ある音と抒情的な旋律に満ちています。「聖ニコライ・トレンティーニのミサ」はミヒャエルの初の大規模な宗教曲で、13世紀イタリアのアウグステノ修道士聖ニコラウスに捧げられています。当時の修道院では女性が歌うことは禁じられていましたが、この作品の初演時には、後に彼と結婚したマグダレーナ・リップがソロを務めたと推測されています。「罪なき幼な子の祝日のための晩課」は当時のザルツブルク大聖堂の聖職者ニコラウス・ラングによって補筆完成された詩篇による作品集です。トム・ウィンペニーの共感溢れる指揮による闊達な演奏でお楽しみください。(2020/12/11 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.574163 |