ヘンクハウス, ソルヴェイグ
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ドイツ北端部シュレースヴィヒ=ホルシュタイン州に属するジルト島で生まれたグスタフ・イェンナー。独学で作曲の勉強を始め、その後、ブラームスの師エドゥアルト・マルクスゼンに師事。マルクスゼンの計らいでブラームスに面識を持つも、最初、ブラームスはイェンナーの習作を酷評したとされています。しかし面倒見の良いブラームスはこの若者に目をかけ、ウィーン楽友協会の秘書に取り立てるなど数々の便宜を図っただけでなく、唯一の弟子として迎え入れ、ピアノや作曲を教えました。イェンナーによると、ブラームスが作品を酷評するのは、若い者を甘やかしてはいけないという教育信条だったそうです。ブラームスの影響があまりにも強かったためか、イェンナーの作品にも確かにブラームスを思わせる部分がありますが、それでも至るところに彼独自の表現があり、このアルバムの演奏者ヘンクハウスはその個性を生かすべく作品を深く研究。中でもイェンナーが関心を抱いていたという民謡の扱いに着目し、作品に溢れる歌心を巧みに表現しています。(2020/08/28 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555306-2 |