プルクラ・ムジカ・バロック・オーケストラ
Search results:2 件 見つかりました。
ドイツ後期バロック時代の作曲家グラウプナー。1705年からハンブルク歌劇場のチェンバロ奏者として活躍するとともに、当時の北ドイツにおいて最も人気のある歌劇作曲家としても名声を確立。その後はヘッセン=ダルムシュタット方伯の宮廷楽団に歌劇作曲家としての地位を得て、1711年には宮廷楽長に昇進しました。しかし、宮廷の経済事情により歌劇の上演ができなくなってからは、宗教曲作曲家としての職務に励み、ほぼ半世紀にわたって、毎週の礼拝のために1400曲以上の膨大なカンタータを残しています。1722年にはライプツィヒのトーマス教会からカントル職の打診を受けますが、ヘッセン=ダルムシュタット方伯が彼を手放さなかったため、この職務はバッハが請け負うことになったエピソードも知られています。このアルバムには復活祭のための4曲のカンタータが収録されており、これらの華やかな曲からは、当時、バッハよりも人気が高かったグラウプナーの見事な手腕を窺うことができます。(2021/03/12 発売)
レーベル名 | :Capriccio |
---|---|
カタログ番号 | :C5411 |
演奏会の途中でヘンデルと決闘になりかけたものの、和解して親友になったというエピソードが伝わるドイツの作曲家ヨハン・マッテゾン。本業は外交官として活躍しながら1715年にはハンブルクの聖マリア大聖堂の音楽監督に就任、難聴に苦しみながらも13年間奉職し、その期間には祝祭日のための24曲のオラトリオを作曲しました。このドイツ語で書かれたオラトリオ『ヨゼフ』は1727年、マッテゾンの指揮の下で初演された作品。宗教音楽と演劇のスタイルが融合された彼の作品は、どれも声楽パートに対して要求が厳しく、これらを歌いこなすのは並大抵のことではなかったようです。このアルバムの演奏は小編成の声楽アンサンブルと古楽器オーケストラによるもの。ヨゼフ役のメルクナーの清々しい声と、闊達な器楽アンサンブルが魅力です。(2022/03/04 発売)
レーベル名 | :Capriccio |
---|---|
カタログ番号 | :C5448 |