デレトレ, ベルナール
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ネプチューンの息子でフリギアの王セレニュスと婚約している河の神サンガールの娘、サンガリード。彼女は秘かに親戚の美少年アティスに思いを寄せ、アティスもサンガリードに恋しています。一方アティスを愛する大地の女神シベルが降臨し、その愛を彼に告げます。サンガリードとアティスは、それぞれの婚約者と女神への不義不忠に苦しみながら二人の愛を確かめ合います。しかし、それを見て激怒した女神シベルの与えた罰により、サンガリードはアティスの手で命を落としてしまいます。後悔したアティスは…リュリによる歌劇の4作目となる抒情悲劇《アティス》。1676年にサン=ジェルマン=アン=レー城でルイ14世のために初演されたこの歌劇は、フィリップ・キノーの緻密な台本と、リュリの優雅な曲のおかげで初演当時から高く評価されましたが、いつしか歴史の流れに埋もれてしまい長い間演奏機会がありませんでした。この作品に再び注目が集まったのは、リュリ没後300年となる1987年のこと。この映像でも素晴らしい指揮をみせるウィリアム・クリスティが蘇演し、歴史的大成功を収めたことがきっかけとなり、各地で上演が行われるようになったのです。この映像は2011年のパリ・オペラ=コミック座での上演記録ですが、新奇さや奇抜さを狙うことなく、あくまでも初演当時の様式や衣装、装置を再現した豪華で正統的な演出に目を奪われます。エマニュエル・ド・ネグリ、ベルナール・リヒター、ステファニー・ドゥストラックなど古楽界の注目歌手を配し、クリスティが流麗でメリハリの利いたタクトで全体をまとめ上げています。本リリースは2011年にFRA Musicaから発売されたディスクに、日本語字幕を加えた新装盤です。初出時に付属していた特典映像は含まれていません。(2021/09/24 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :NBD0132V |
フランス六人組の一角で、20世紀の作曲家としては稀なほどの多作家であったミヨーは、ジャズやブラジル音楽の影響を強く受けた作風で親しまれています。当盤はそんな彼の作品の中でも、最もポピュラーなオーケストラ曲を集めています。どの曲も陽気なラテン的なリズムが随所に登場し、特に「男とその欲望」では笛が盛んに吹き鳴らされたりして、気分はほとんどカーニバルの部分もあります。もちろんノーテンキはノーテンキなのですが、その裏方には、復調性やポリリズム、旋律の重ね合わせなどによる重層的な響きの構築など、彼の持ち前であった、堅牢極まりない作曲技術の粋があり、それが作品に豊かな奥行きを与えています。(2005/08/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557287 |