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エリゼ四重奏団

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    ゴダール:弦楽四重奏曲第1番 - 第3番(エリゼ四重奏団)

    実にたくさんの作品を残しているのに、そのほとんどは忘れられてしまい、現在では、オペラ「ジョスラン」の中の1曲「子守歌」が知られているという作曲家、バンジャマン・ゴダール(1849-1895)。最近になって、ヴァイオリン協奏曲も少しだけ人気が出始めていますが、まだまだ彼の全容を知ることは不可能です。今回の弦楽四重奏曲も世界初録音というのですから、まだまだ知られざる名作に出会うことは多いはずです。この3つの弦楽四重奏曲は、実に優雅で美しい風情を持っています。先進的な作品を期待すると肩すかしを食らうかもしれませんが、恐らくそれがゴダールの最大の美点であり、特徴なのでしょう。エリゼ弦楽四重奏団の丁寧な演奏が、作品を引き立てています。(2015/07/29 発売)

    レーベル名:Timpani
    カタログ番号:1C1221

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    タンスマン:クラリネット室内楽曲集(フェサール/ピエール/エリゼ四重奏団)

    ピアノ曲やギター曲が演奏され、日本でも知名度が上がっているタンスマン。1930年に作曲された「三枚折り絵」は弦楽合奏でも演出生はポーランドながら、フランスの音楽家という印象が強いタンスマン。日本でもようやく、注目度があがってきています。「フランス6人組」に似た室内楽を得意とした彼が特に好んだ楽器がクラリネットで、当盤はクラリネットを伴う室内楽曲を集めました。この中では、日本の芥川也寸志にも影響を与えたという「三枚折り絵」に宿る音楽の生命力も強烈で、必聴作といえるでしょう。これは長寿に恵まれた彼としては、人生の前半に書かれたものですが、他の作品は晩年の作。しかし枯れた感触などというものはありません。80歳記念の委嘱作「6人の音楽」ではピアノの使い方も印象的です。奏される名作であり、1970年代と80年代に作曲された他の3作と共に、この作曲家独特のパリ的な感性が生きています。(2007/08/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.570235

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    マニャール:室内楽作品全集(ヴァグシャル/パイダッシ/トマ/エリゼ四重奏団/アンサンブル・イニシウム)

    2014年はマニャール(1865-1914)の没後100年にあたります。彼の父はベストセラー作家で、フィガロ紙編集主幹のフランシス・マニャールでしたが、アルベリクは親の七光りを嫌い、経済的援助は受けずに自立しようと決意します。法律を学び、パリ音楽院ではデュポアとマスネに師事しますが、ヴァンサン・ダンディに心酔し、個人的に彼から4年間作曲法を学びました。第1番の交響曲はダンディに献呈されています。第1次世界大戦注にドイツ兵の襲撃から自宅を守ろうとしたマニャールは、激しい銃撃戦の末、ドイツ兵の放った火が原因で自宅は焼失、その際いくつかのスコアとともに、彼自身も焼死するという痛ましい最期を迎えたことでも知られています。彼の作品はフランス風というより、ダンディの師であったフランク、ひいてはドイツ・ロマン派の影響を受けており、堅固な形式の中に時折見られる循環形式や、叙情的なメロディなど、なかなか興味深い面を持っています。CD4は、彼の作品についてのレクチャー(フランス語)が収録されています。(2014/11/26 発売)

    レーベル名:Timpani
    カタログ番号:4C4228