ワグシャル, ローラン
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フランス、シャンパーニュ地方のバール=シュル=オーブで生まれブルゴーニュ地域のボーヌで育ったモーリス・エマニュエル(1862-1938)。彼はパリ音楽院で作曲をドリーブに学び、そこで知り合ったドビュッシーと生涯の友人となったことで知られています。とはいえ彼の作品は「印象派」のものとは違う肌触りを持ったもので、どちらかというと東洋系のエッセンスが加えられており、この作風が師のドリーブには敬遠されたとも言われています。この「6つのソナチネ」は彼の代表作であり、この中には彼が目指したもののすべてが詰まっています。ピアニスト、ワグシャルによる楽曲解説の映像DVD付き。この魅力的な作曲家を理解するのに役立つはずです。(2013/01/23 発売)
レーベル名 | :Timpani |
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カタログ番号 | :1C1194 |
アンドレ・カプレ(1878-1925)はドビュッシーの親しい友人であり、「おもちゃ箱」のオーケストレーションの補筆や、「子どもの領分」などの彼のピアノ曲のいくつかをオーケストラ用に編曲したことでも知られています。そんなカプレ、もちろん優れた作曲家でもありましたが、その作品は不当なまでに忘れられてしまい、今ではほとんど耳にすることができません。彼の作風は、比較的知られる「イエスの鏡」でもわかるように、印象主義というよりは、エキゾチックな味わいを持つものであり、どこか異国風で神秘的な音楽です。このアルバムでは管楽器のための室内楽を集めたもので、フルートとピアノによる「小さな小品」での静かな佇まいから、当時はまだあまりなじみのないサクソフォンを用いた「伝説」までと多彩な響きが追求されています。全てのフランス音楽を愛する人にお届けしたいステキな1枚です。(2014/02/05 発売)
レーベル名 | :Timpani |
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カタログ番号 | :1C1202 |
アンリ・デュパルクの友人として知られる作曲家。ジャン・クラ(クラーズとも)。彼はルーセルと同じく、海軍で活躍した「海を愛する作曲家」であり、また任務で訪れた異国の音楽を自作に取り入れた人としても知られています。発明家でもありこの分野でも高く評価されたマルチな才能の持ち主でしたが、このアルバムでは彼の家族や友人たちのために書かれた「個人的」な作品を集めています。彼の3人の娘たちの連弾用に書かれた「子どもの魂」を始め、ただ一人の息子のために書かれたヴァイオリン曲など、親しみと微笑みに満ちた作品が収録されています。ブックレットには何枚かの家族写真も掲載され、この知られざる作曲家を身近なものとして感じることができるはずです。(2014/02/05 発売)
レーベル名 | :Timpani |
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カタログ番号 | :1C1200 |
ナンシーに生まれ、オルガニストの父から音楽の手ほどきを受けたルイ・ティリオン(1879-1966)。地元の音楽院でまずはピアノとオルガン、ヴァイオリン、やがて作曲を学びます。20歳の時にオルガン科の助教授に任命されますが、戦争で中断、その後はストラスブール音楽院を経て、また1944年からナンシー音楽院で指導にあたるなど教育者として知られた人です。ある時までは作曲家としても知名度を誇っていましたが、1914年、火災で作品のほとんどが焼失、その後、1920年に愛妻を亡くし失意の淵に沈んでしまい、その後は教育に専念すると決意し、作曲活動は止めてしまいました。それでも残された幾つかの作品は素晴らしいものであり、このピアノ三重奏曲と弦楽四重奏曲もドビュッシーやシャブリエの影響と、フランクの影響がブレンドされた充実の音楽です。(2016/09/28 発売)
レーベル名 | :Timpani |
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カタログ番号 | :1C1237 |
あの魅惑的なオーケストラ作品「魔法使いの弟子」でおなじみのポール・デュカス(1865-1935)ですが、彼のピアノ作品は思った以上に演奏されており、残念なことに(!)このワグシャル盤が初めてというものではありません。しかし、フランス音楽の化身でもあるワグシャルの演奏は、他の追随を許すことなく、孤高の名演として刻まれるものです。無論、演奏技術はため息の出るほどに高く、全ての箇所に神経の行き届いたもの。ちなみにデュカスのピアノ曲はこの4曲が全てです。他にも多くのピアノ曲が書かれたと推測されますが、自己批判の厳しい人であり、ほとんどは破棄されてしまったようです。トラック5の「牧神のはるかな嘆き」はタイトルの通り、ドビュッシーの追憶として作曲されました。漂うようなメロディの中にドビュッシーのあの名曲の引用が現れます。(2014/02/05 発売)
レーベル名 | :Timpani |
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カタログ番号 | :1C1211 |
2014年はマニャール(1865-1914)の没後100年にあたります。彼の父はベストセラー作家で、フィガロ紙編集主幹のフランシス・マニャールでしたが、アルベリクは親の七光りを嫌い、経済的援助は受けずに自立しようと決意します。法律を学び、パリ音楽院ではデュポアとマスネに師事しますが、ヴァンサン・ダンディに心酔し、個人的に彼から4年間作曲法を学びました。第1番の交響曲はダンディに献呈されています。第1次世界大戦注にドイツ兵の襲撃から自宅を守ろうとしたマニャールは、激しい銃撃戦の末、ドイツ兵の放った火が原因で自宅は焼失、その際いくつかのスコアとともに、彼自身も焼死するという痛ましい最期を迎えたことでも知られています。彼の作品はフランス風というより、ダンディの師であったフランク、ひいてはドイツ・ロマン派の影響を受けており、堅固な形式の中に時折見られる循環形式や、叙情的なメロディなど、なかなか興味深い面を持っています。CD4は、彼の作品についてのレクチャー(フランス語)が収録されています。(2014/11/26 発売)
レーベル名 | :Timpani |
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カタログ番号 | :4C4228 |