ティクシエ, ローラン
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【欧州古楽界の新世代を担うリュート奏者、その親密な語り口が映える充実選曲】中世からルネサンスにかけての詩歌に通じた古楽歌手ローラン・ティクシエを父に持つ新世代のリュート奏者、アルバン・ティクシエ。初のソロ・アルバムでは、欧州知識人たちの間でリュートが重要な独奏楽器としてひときわ重宝された中世~ルネサンス期のフランス音楽に光を当てました。10才の頃には父が出演する古楽祭でルネサンス舞踏を披露、その頃からリュートを学んでいたアルバン・ティクシエの紡ぎ出す音楽は、広範な活躍で知られる彼の師匠ミゲル・アンリが「現代人にとっては異質なはずのリュートという楽器と、驚くほど親密に打ち解けている」(ライナーノート序文より)と語る通り、全く気負いを感じさせずに数世紀前の音楽を「いま」に息づかせる泰然自若の語り口が大きな魅力。トルバドゥール(南仏の中世詩歌人)たちの黄金時代から、声楽名作の編曲を含むリュート独奏向け楽譜が激増したルネサンス期を経て、プレトリウスが書き留めたフランス宮廷舞踏の世界を垣間見つつ音楽史を広く概観できる選曲を、このうえなく自然な語り口で一編のプログラムにまとめています。ALPHAと並んで古楽の名盤が多いZig-Zag Territoiresレーベルでの仕事が知られるエンジニア=プロデューサーのフランク・ジャフレが録音技師を務めており、精妙なエンジニアリングで、古楽器ならではの雑味を含んだ美音を細やかなニュアンスまで克明に伝えてくれるのも嬉しいところ。師や父と共に本人も執筆しているライナーノート(仏語、英語)の味わい深い文章と共に「古楽に接する」ことの魅力を十全に味わえる1枚に仕上がっています。(2024/04/26 発売)
レーベル名 | :En Phases |
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カタログ番号 | :ENP016 |
フランスのケルティック・ハーピスト、シンガー・ソングライターで、映画『借りぐらしのアリエッティ』の主題歌とサウンドトラックで日本でも知られるセシル・コルベル。彼女とフランスの作曲家ローラン・ティクシエがブルターニュで出会い、誕生したのがこのアルバム。少女を思わせるコルベルの歌声と、ハープやフィドルのほか様々な民族楽器を始めとするアコースティックのサウンドに、エレクトロニクスがダイナミックな味付けを施し、目の前から広大な風景へと視界が大きく広がっていくような美しい世界観を楽しませてくれます。(2023/07/07 発売)
レーベル名 | :En Phases |
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カタログ番号 | :ENP011 |