Hanns Bingang Orchestra
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1930年19歳でストックホルムでデビューを果たした後、38年のメトデビューに至るまでの間、ビョルリンクは密かに寄り道をしていました。ビョルリンクが自伝の中で明かして判ったことですが、エーリク・オッデの芸名で、ジャズやタンゴを初めとした数多くのポピュラー・ソングを歌っていたのでした。美声を生かしているのは当然のことながら、微妙な彩をつけるなど彼なりの歌い崩しを図っていますが、やはり正当な発声訓練を受けた唱法であることは、一聴瞭然です。トラック15ではハイbを楽々と出していますが、オッデなる歌手の正体を知らずにこの歌唱を聴いた当時の人は、さぞかし驚いたことでしょう。(2006/04/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110790 |
「スウェーデンのカルーソー」こと、ユッシ・ビョルリンク(1911-60)の芸歴初期、スウェーデン時代の録音を集めた1枚です。1930年にストックホルム王室歌劇場にデビューしたビョルリンクは当時の歌劇場の慣習に従い、各国のオペラをスウェーデン語訳で歌いました。1930年代末には原語を学んで歌うようになりますが、ここに収められた録音はそれ以前のものなので、すべてスウェーデン語訳となっています。彼にとってはいちばん歌いなれた言葉であり、年齢も20才代とあって伸び伸びと歌っているのが、大きな魅力となっています。(山崎浩太郎)(2002/12/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110722 |