マンハイム・プファルツ選帝侯室内管弦楽団
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【ポール・メイエが指揮するカール・シュターミッツの協奏交響曲集】18世紀ドイツ、プファルツ選帝侯カール4世フィリップ・テオドールの宮廷楽団で活躍した作曲家たちによる"マンハイム楽派"。この中心人物の一人であったカール・シュターミッツ(マンハイム楽派の創始者とされるヨハンの息子)は多数の交響曲や協奏曲を残しましたが、バロックの合奏協奏曲に倣った「協奏交響曲」も40曲近く残しています。これらは少なくとも2人のソリストがオーケストラと対峙するのが特徴で、トゥッティ(総奏)とソロのセクションが並置されているものの、通常の協奏曲よりはトゥッティの部分が大きな割合を占めています。カール・シュターミッツの作品はたいてい3楽章で構成されており、ヴァイオリンとチェロが独奏を務めるものが多いのですが、中には7つの楽器をソロとしている曲もあります。これらのほとんどは1770年代にパリで書かれ、印刷されました。前2作のクラリネット協奏曲集(555053、555415)に引き続き、ポール・メイエが2019/20シーズンより首席指揮者を務めるマンハイム・プファルツ選帝候室内管弦楽団とともに他の独奏者を交え伸びやかな演奏を聴かせます。また協奏曲第9番では第2楽章のヴァイオリン・ソロ・パートを代替え可能とされているクラリネットで演奏。名技を披露しています。(2023/10/06 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555467-2 |
ドイツのヴァイオリニスト、作曲家フリードリヒ・エックは、モーツァルトより11歳年下、ベートーヴェンより3歳年上の音楽家。1778年、マンハイム管弦楽団のヴァイオリニストに就任し、ミュンヘンではペーター・ヴィンターに作曲を師事、その卓越した演奏と作品は18世紀末ヨーロッパの音楽界でセンセーションを巻き起こしました。しかし、当時の批評家に大絶賛されたにもかかわらず、 1800年に突然引退、妻とともにフランスに移住してしまいます。その引退の理由はわかっていませんが、彼の協奏曲が著名な出版社から出版されたにもかかわらず、ほぼ忘れられてしまったからと推測されています。現在、彼の名が知られているのは、モーツァルトの作品とされていた「ヴァイオリン協奏曲第6番」の真の作者としてのみでしょう。このアルバムに収録されている3つの協奏曲は、高い演奏技術を要し、モーツァルトを思わせる美しい旋律を持っています。来日経験もあるターニャ・ベッカー=ベンダーのヴァイオリンでこの魅力的な作品をお聴きください。(2024/03/15 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777975-2 |
「オーケストラとの共演が好きだ」と語るマリンバ奏者、布谷史人(ぬのや・ふみと)。その理由の一つは「大きなステージの上で一人孤独を感じることもないし、たくさんの仲間たちとともに精一杯の心を込めて一つの音楽を創り上げることにある」だそう(解説より)。彼は他にもさまざまな要因を上げ、オーケストラと共に演奏する魅力を語り、その言葉通りの魅力的な演奏を披露しています。このアルバムには3曲のスタイルの違う協奏曲を収録。もともとリコーダーのための作品であるヴィヴァルディ、リンツ国際コンクールのために作曲されたセジョルネのエネルギッシュな曲、そして布谷が委嘱した信長貴富(のぶながたかとみ)のイルカと海をモティーフにした曲と、それぞれ曲調や用いられる技巧が違いますが、どの曲も聴き手のインスピレーションを刺激する素晴らしい仕上がりになっています。エキサイティングで熱意に溢れた演奏をお楽しみください。(2019/02/15 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC1891 |
ポール・メイエのソロによるカール・シュターミッツのクラリネット協奏曲集。海外の音楽誌で高く評価された第1集(555053)では指揮者を別に立てていましたが、今作ではメイエ自身が指揮も担当。更なる柔軟な解釈で、オーケストラとともに、18世紀に最盛期を迎えたマンハイム楽派を代表するシュターミッツの音楽を伸び伸び演奏しています。今アルバムに収録されているのは協奏曲第1番、第6番、第8番の3曲、とりわけ第1番はシュターミッツ作品の中でも最も人気の高い曲です。この録音でも前作と同じく研究者フリードリヒ・カール・カイザーによる比較校訂版が用いられています。(2023/04/28 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555415-2 |
モラヴィア出身の作曲家シュペルガーのコントラバス協奏曲集。シュペルガーはウィーンで音楽教育を受け、1777年にプレスブルク(現ブラチスラヴァ)大司教の宮廷楽師に就任。コントラバスのヴィルトゥオーゾとして1778年にウィーン音楽家協会に入会し自作のコントラバス協奏曲を演奏し、名をあげました。1783年から1786年までルートヴィヒ・フォン・エルデーディ伯爵の宮廷楽団のメンバーとして活躍、その後は1789年にはメクレンブルク宮廷楽団の首席コントラバス奏者となり、各地で演奏を行ったことで知られています。40曲以上の交響曲など数多くの作品を残しましたが、なかでも18曲あるコントラバス協奏曲は、勇壮な旋律をコントラバスが歌う、シュペルガーの音楽性と技術が存分に発揮されています。このアルバムでは名手パトコロが第2番と第15番の協奏曲を演奏。華麗な技巧を披露しました。同時収録のシンフォニアは、ハイドンを思わせる熟練の筆致で書かれた明るい曲です。(2020/06/26 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555101-2 |
パン・フルートの音色は、なぜか胸をくすぐるものがあります。そんな素朴で郷愁に満ちた楽器で奏される「映画音楽集」。これを聞いて涙せずにはいられる人がいるのでしょうか?ここで魅力ある演奏を聴かせるのは、ドイツで最も有名なパン・フルート奏者であるヘルケンホフです。ヨーロッパでは10枚以上のソロ・アルバムをリリースし、多くのアーティストとのコラボレーションでも知られています。またモリコーネも彼を高く評価していて、自身のコンサートにも招いているほどです。今作は、最近の映画からの名曲を、名編曲家マティアス・ケラーが曲に最もふさわしい形に再創造したものです。ケラーのオリジナル作品である最終トラックの「ElisegoestoHollywood」は、ベートーヴェンの「エリーゼのために」が原曲。こちらは弦楽合奏曲です。ハリウッドを訪れたエリーゼがヤナーチェク風の衣装を纏い、ワルツを踊る。そんな曲です。(2011/03/16 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC785 |
イタリアの作曲家、クラシックギター奏者カルロ・ドメニコーニの作品集。13歳でギターを始め、17歳でペーザロの音楽院を卒業、1966年にベルリン音楽大学(現ベルリン芸術大学)で作曲を学び、教授として20年間後進を育てたというドメニコーニですが、3年間滞在したトルコの文化からも大きな影響を受けており、このアルバムは地中海の文化から生まれた作品と、トルコ文化に触発された作品がバランス良く収録されたドメニコーニの資質を良く表す1枚になっています。
タイトルに「地中海」と銘打たれた協奏曲は、北アフリカや中東の雰囲気が漂うエキゾチックな作品。アマデウス・ギター・デュオが初演を担っています。トルコのメロディが使われた「Oyun」、独奏ギターのための即興的な「Triogy」、哀愁漂う「青のトッカータ」、バッハのシャコンヌから創造された「シャコンヌ」と様々な作品をお楽しみいただけます。(2018/11/28 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573977 |
多くのコンサートゴアー(演奏会好き)と批評家が大絶賛する女性ハーピスト、ジルケ・アイヒホルン。彼女はソロだけでなく室内楽やオーケストラとの共演を積極的に行い、楽器の魅力を広く伝えています。このアルバムで彼女が取り上げたのは18世紀ドイツの作曲家、J.W.ヘルテルの協奏曲集。前古典派時代を代表するヘルテルは父クリスティアンも作曲家という音楽一家の出身で、その生涯に多数の交響曲をはじめ、50曲以上の協奏曲を書いています。3曲のハープ協奏曲は柔らかいトーンを用いた魅力的な作品で、決して多くはないハープのためのレパートリーの中でも重要な位置を占めています。(2017/08/25 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777841-2 |