北西ドイツ・フィルハーモニー管弦楽団
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1981年ブゾーニ国際ピアノ・コンクールで優勝を果たし、世界の著名な指揮者らと共演、現在はミュンヘン音楽・演劇大学で教鞭を執るマルガリータ・ヘーエンリーダーのグリーグ・アルバム。メインのピアノ協奏曲では、ヘイウォードが指揮する北西ドイツ・フィルハーモニー管弦楽団をバックに雄大な旋律を存分に歌い上げています。『ペール・ギュント組曲』はグリーグ自身の4手ピアノ編曲版を演奏。共演のアンティ・シーララは1997年のベートーヴェン(ウィーン)と2003年リーズのコンクールの優勝者。現在はヘーエンリーダーと同じ大学で教える同僚でもあり、極めて息のあった演奏が楽しめます。アルバムには、アイスランドの作曲家ヒャウルマル・ヘルギ・ラグナルソンの「スティッラ」も収録。これは以前、ヘーエンリーダーが左手のための曲を探していた時に、彼女のために書かれた曲で、アイスランドの薄緑色の苔で覆われた火山の風景、氷河、そして広大で静かな風景からインスパイアされた魅力的な作品です。(2024/09/13 発売)
レーベル名 | :Solo Musica |
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カタログ番号 | :SM398 |
生粋のドイツ人だと思っている人も多いでしょうが、実はロシア生まれの作曲家であるプフィッツナーです(3歳の時にフランクフルトに移住するので、あまり関係ないですが・・・)そんなプフィッツナー、幼い頃から才能は際立っており、早くも11歳で処女作を手掛けています。現存する作品は1884年に書いた歌曲ですが、このアルバムには含まれていません。このオーケストラ伴奏付きの一連の歌曲には、同世代のライバル、R・シュトラウスの影も感じられます。世間から称賛を浴び続けていたシュトラウスに対して、彼の作品の評価はあまり芳しいものではなく、彼自身も常に不条理を感じていたと言われています。確かに渋めの作品が多いですが、初期の歌はシューマンやヴォルフに通じるものもあり、色彩豊かなオーケストラパートと共に、ひたすら聞きごたえのあるものばかりです。ハンブルク出身のバリトン、ベーゲマンの素晴らしい歌唱で。(2011/01/26 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777552-2 |
ヨハン・ワーヘナール(1862-1941)はオランダのロマン派時代の作曲家、オルガン奏者です。父親は貴族でしたが、母親は庶民であり、当時身分の違う結婚が認められなかったため、彼は母親の姓を名乗り、困窮した少年時代を送りました。そのため早期の音楽教育を受けることもできず、13歳になってようやくピアノ、オルガン、ヴァイオリン、作曲、理論を学んだのです。長じてからはベルリンでヘルツォーゲンベルクに対位法を学びましたが、すでに音楽学校で教師を務め、またオーケストラの団員として活躍するなど、成熟した音楽家として認められていたのでした。もちろん彼は、オランダの音楽発展に著しく寄与し、数多くの弟子も育て上げるなど、現在でも尊敬されています。この交響詩集は第1集に続くもので、豊かな旋律と、力強さを備えたなかなかの力作揃いです。若き指揮者ヘルムスの解釈の深さも聴き所です。(2015/01/28 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777933-2 |