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ハイドン:オラトリオ「天地創造」(ケルン声楽アンサンブル/カペラ・アウグスティナ/シュペリンク)
ロンドンで聞いたヘンデルのオラトリオに感動したハイドンが晩年に書いた二大オラトリオのうちの一つが「天地創造」。旧約聖書やミルトン「失楽園」をもとにしたテキストに、天地創造の6日間の過程と、アダムとイヴの愛を描きます。ことに要所に配置された合唱曲の壮麗さは、類例を見出すのが難しいほど。今日の日本でも、オーケストラ演奏会の定番レパートリーとして定着しているのは頷けます。名古楽指揮者ゲーベルのもとでチェンバロ奏者として活躍し、21世紀に入りバロックオペラの分野で急速に頭角を現しつつあるアンドレアス・シュペリングが、ピリオド楽器で鮮烈に表現した名演で。(2005/06/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557380-81 |
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ハイドン:オラトリオ「トビアの帰還」(インベルニッツィ/カペラ・アウグスティナ/シュペリンク)
ハイドンの中期の作品であるこの「トビアの帰還」は傑作「天地創造」や「四季」に比べ、ほとんど演奏される機会はありません。音楽史的にもずっと忘れられた存在として扱われて来ましたがこのように精彩漲る演奏で聴いてみると「なぜもっと聴かれないのだろう?」と不思議に思うばかりです。この録音は合唱曲を2曲追加した1784年版を使用したもので、名ソプラノ、インヴェルニッツィ等の情感豊かな歌の素晴らしさも特筆ものです。(2008/02/06 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.570300-02 |
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ハイドン:祝祭カンタータ「讃美」(カペラ・アウグスティナ/シュペリンク)
1768年、36歳のハイドンが手がけた祝祭カンタータです。ツヴェッテル修道院長の修道誓願50周年祝賀式のために書かれていて、所用で初演に立ち会うことができなかったハイドンは、奏者や歌手に対して10項目からなる細かい指示を送ったようです。4つの基本徳目と神学との間の論争を抽象的に描いたラテン語のテキストからなり、5人の歌手がそれぞれ役を歌います。音楽は華やかなアリアと緻密なオーケストラのアンサンブルが随所に現れる聴き応えのあるものです。本来は序曲に「シンフォニアを当てるように」と指示されていますが、このライヴでは演奏されておらず、すぐにソプラノのレチタティーヴォで始まります。シュペリングの溌剌とした音楽作りは曲全体に熱気を与え、祝祭ムードを否が応でも高めます。(2010/05/26 発売)
レーベル名 | :Capriccio |
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カタログ番号 | :C5036 |
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ハイドン:人形劇のためのジンクシュピール「火事」(カペラ・アウグスティナ/シュペリング)
「操り人形による音楽劇」は現在でもオーストリアで根強い人気を誇っています。1773年から1779年の間は、エステルハージ公の夏の別荘に大きな人形劇のための劇場があり、当時宮廷音楽監督であったハイドンも、この人形劇のために音楽を書いていました。この作品はウィーンの方言を多分に用いたとても楽しいもので、おそらく宮廷内の召使や御者たちでも楽しめるように作られていたのでしょう。2009年ハイドン・イヤーのための記念リリースです。(2009/07/15 発売)
ブラームス:セレナード第1番、第2番(カペラ・アウグスティナ/シュペリング)
若きブラームス(1833-1897)の力作、セレナード2 曲。交響曲とはまた違った 清々しい楽想と巧みな筆致が人気の佳曲です。 このシュペリング盤は、何とオリジナル楽器でこの2 曲を演奏してしまいました。 研ぎ澄まされた音色と暖かみのある響きがたまりません。 冒頭のホルンを聴くだけで「ただ者ではないな!」と引き込まれること間違いなし!(2008/04/09 発売)