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マランゴーニ, アレッサンドロ(1979-)

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    カステルヌオーヴォ=テデスコ:エヴァンゲリオン(マランゴーニ)

    日本ではどちらかというと「ギターの作曲家」として知られているカステルヌオーヴォ=テデスコ(1854-1893)ですが、元々彼はピアニストとして活躍し、多くのピアノ曲をはじめ、歌劇や管弦楽曲の作曲家としても素晴らしい作品を残しています。もともとイタリア系のユダヤ人であった彼は、ファシスト政権が台頭した頃から社会的地位を危うくされ、最終的にはイタリアを脱出することとなります。そして1939年に渡米し、ハリウッドで数多くの映画音楽を作曲したことでも知られています。この作品は1949年に作曲された特異な曲集で、この2年前の父親の死と、その年に訪れたメキシコの修道院の印象がこの曲を書くきっかけになったようです。テデスコは聖書やシェークスピアを自らのテーマにすることを好んだのですが、この曲集もキリストの一生を歌を使わずに、ピアノの小品のみで描くという離れ業をやってのけます。言葉を伴わないおかげで、必要以上に感傷的になることなく、適切に情景が描かれていますが、逆に宗教的な雰囲気はあまり感じられないので、もしお子さんに聞かせてあげるのであれば、聖書のお話を一緒に読んであげることは必要かもしれません。(2014/11/26 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.573316

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    カステルヌオーヴォ=テデスコ:チェロとピアノのための作品集(ディンド/マランゴーニ)

    ひところは「ギター曲の作曲家」として知られていたカステルヌオーヴォ=テデスコ。最近はオーケストラ曲やピアノ曲などが次々と演奏、録音され、多彩な作品を楽しむことができるようになってきました。彼は「私はチェロを常に愛している」と語っており、このアルバムでは世界初録音となる「ソナチネ」を含む深い音色を用いた見事な作品を楽しむことができます。1920年に作曲された「チェロ・ソナタ」はゆったりとした第1楽章と変奏曲形式を用いた第2楽章で構成されたユニークな曲。ソナチネとともに、ピアノ・パートの比重の大きさも特筆すべき点と言えるでしょう。またブロッホから影響を受けたユダヤ系の作品「ヘブライ語の歌」、「コル・ニドレ」は独自の雰囲気を湛えています。(2019/03/29 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.573881

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    カステルヌオーヴォ=テデスコ:ピアノ協奏曲第1番、第2番/「恋の骨折り損」のための4つの舞曲(マランゴーニ/マルメ響/モグレリア)

    現代では、ギター音楽の作曲家として認知されることの多い、イタリアの作曲家カステルヌオーヴォ=テデスコですが、もともとはピアノを学び、9歳にして最初のピアノ曲を作曲、フィレンツェ音楽院ではもちろんピアノ科に入学するほどの腕前でした。このアルバムに収録された2つのピアノ協奏曲は対照的な音楽性を有し、彼を知るためにはとても興味深い作品でもあります。1927年に書かれたピアノ協奏曲第1番は、機知に富んだメロディとロマンティックな雰囲気を湛えた軽やかさが際立つもの。対して第2番は劇的で、より暗く、名人芸を要する情熱的な曲。第2楽章の夢見るような美しさも特筆すべき点でしょう。こちらは1936年から1937年に書かれましたが、ピアニストのマランゴーニによると、オリジナルの総譜は1966年のアルノ川の大洪水で流出し、失われてしまったといいます。しかし、幸いにもワシントンD.C.の図書館に原稿が保管されていたため、演奏が可能になったそうです。
    「4つの舞曲」はこの演奏が世界初演であり、初録音となります。多くの要素を含んだ興味深い作品、これは面白いです。(2012/06/20 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572823

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    クレメンティ:グラドゥス・アド・パルナッスム第1番 - 第24番(マランゴーニ)

    グラドゥス・アド・パルナッスム。この名前はドビュッシーの「子どもの領分」の中の1曲でおなじみでしょう。しかしこの名前の由来をご存知ですか?もともとは芸術や文化の聖地、ギリシャにある「パルナッソス山」への梯子という意味で、クレメンティは自らの練習曲にこの名前を当てました。この当時は指のために書かれた練習曲がとても少なく、ひたすら機械的に指を鍛えることができるこの曲集は「芸術を極めるための近道」として学習者たちに重用されたのです。ドビュッシーは、愛娘がこの曲を練習している姿を見て、少々皮肉を込めて自作に引用したというわけです。ただ、練習曲として聴くにはもったいないほどの高い音楽性を秘めた曲集でもあることは確かです。(2010/12/15 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572325

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    クレメンティ:グラドゥス・アド・パルナッスム第66番 - 第100番(マランゴーニ)

    全3巻100曲に及ぶ「グラドゥス・アド・パルナッスム」の完結編となります。クレメンティ(1752-1832)の全生涯における“最大の成功作”であり、批評家からも大絶賛されたこの作品は、クレメンティ自身の飽くない探究の賜物であり、また55年にも及ぶ改訂と編集は、バロック期から古典派、ロマン派へと移り変わる音楽の潮流をもはっきり示した問題作と言えるでしょう。一連の練習曲として聴くよりも、スカルラッティに匹敵する「ソナタ集」として聴くのもあり。もちろん厳格なる「練習曲集」として聴くのもOKです。確かに、マランゴーニの確固たる技術と表現は単なる演奏曲の域を超えたものです。ちなみにこの曲集が「つまらないもの」として認識されたのは、どうも後世の校訂者のせいだという説もありますね・・・。(2013/03/20 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572328

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    クレメンティ:グラドゥス・アド・パルナッスム第25番 - 第41番(マランゴーニ)

    第1集(8.572325)での、表現力豊かな演奏が高い評価を持って迎えられたマランゴーニによる、クレメンティ(1752-1832)の「グラドゥス・アド・パルナッスム」の第2集です。作曲家、演奏家、教師、そして音楽出版、そして楽器製造まで手掛けたマルチ音楽家、クレメンティのこの練習曲は、本当に一筋縄ではいきません。例えば、このアルバムに収録された冒頭の3曲、第25番から第27番は、これだけでも一つの曲集として成立するほどのクォリティを持っています。もちろん、それはほんの小手調べ。まだまだ多彩な曲が手薬煉引いて待っているのですから。(2011/10/19 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572326

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    クレメンティ:グラドゥス・アド・パルナッスム第42番 - 第65番(マランゴーニ)

    全3巻100曲に及ぶ「グラドゥス・アド・パルナッスム」は、単なる練習曲集というよりも、古典派のピアノ曲の集大成と言ってもよいほどの充実した内容を持っています。いずれも、無味乾燥な指のための練習曲ではなく、バッハ風のフーガであったり、ロマン派を先取りしたような抒情的な曲であったりと、その多彩さには驚くほかありません。とはいえ、どの曲にもくまなく音階練習や、オクターヴ、内声を浮き上がらせる練習など、ピアノ上達への手引きが盛り込まれています。この当時の曲を完璧に弾くなら、この曲集をきっちり学べばばっちりです。もちろん聴くだけでも存分に楽しさを味わえるはず。(2012/12/19 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572327

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    リエーティ:ピアノ協奏曲第1番 - 第3番/2台のピアノのための協奏曲(マランゴーニ/ショルティーノ/ミラノ響/グラツィオーニ)

    ヴィットーリオ・リエーティはイタリア移民の第3世代としてエジプトで生まれ、第一次世界大戦後にイタリアに移住し、レスピーギやカゼッラに作曲を学びました。1925年にはパリで更なる研鑽を積み、バランシンのためにバレエ曲を作曲、その後は1940年にアメリカに移住し、1944年に市民権を取得します。以降、アメリカとヨーロッパを行き来しながら、管弦楽曲、室内楽、映画音楽など多様なジャンルの作品を書き上げました。このアルバムには彼の全ピアノ協奏曲を収録。ピアノ協奏曲第1番は、1920年代のパリで書かれ、プーランクに捧げられました。曲の明るい雰囲気はリエティ自身の結婚と息子ファビオの誕生の喜びが反映されています。第2番は、もともとワンダ・ランドフスカのためのチェンバロ協奏曲として作曲されましたが、後にピアノ協奏曲として改作されました。第3番のピアノ協奏曲は、深い感情を込めた緩徐楽章が特徴的で、ここでは改作される前の初稿版が演奏されています。一方、2台のピアノとオーケストラのための協奏曲は、映画音楽を思わせるテーマを取り入れた溢れるような活力に満ちた作品です。(2024/11/08 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.574505

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    ロッシーニ:ピアノ作品集 4 - 「老いの過ち」第8集、第9集(マランゴーニ)

    引退後のロッシーニの手による、何ともケッタイな作品集がこの「老年のいたずら」です。13集からなる曲集は、独奏曲や室内楽、声楽曲など様々な形の作品の集合体であり、その中身はまるで「ごった煮」。それも1曲1曲に良く味のしみた老舗の味わいのようなものを醸し出しているのです。舞曲あり、フーガあり。そして大抵の曲には、一筋縄でいかないような捻ったタイトルが付けられていて、その真意を探るのは全く困難。まさに、常にいたずらを仕掛けられているような楽しいものなのです。もちろん、稀代のメロディメーカーであるロッシーニのこと、美メロに事欠くことはありません。この第4集には第8集と第9集からの抜粋が収録されていて、夢のような曲からクリスマス?のメロディ、ブラックジョークまで盛りだくさん。さあ、何からいただきましょうか?(2012/02/15 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572608-09

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    ロッシーニ:ピアノ作品集 5 - 「老いの過ち」第12集(マランゴーニ)

    わずか37歳でオペラの創作から足を洗ったロッシーニ(1792-1868)。しかしそれからなくなるまでの39年間、全く音楽から遠ざかっていたわけではありません。彼が、悠々自適の生活を送りながら書いたのはサロン風の歌曲や室内楽曲、ピアノ曲、そして宗教的作品でした。この作品集「老いのいたずら」はそんなロッシーニの本当の晩年である1857-1868年の10年間に書かれた曲集で、彼の私邸で催された「土曜の音楽の夕べ」の演奏のためのみに作曲され、楽譜は出版を許可されず鍵付きの引出しの奥深くにしまわれていたものです。全部で13の曲集からなり、その中にはピアノ曲だけでなく、声楽曲やちょっとした室内楽曲も含まれます。どの曲も機知に富み、様々な仕掛けが施されたオシャレでステキなものばかりです。この第12集の曲のタイトルの多くには、単なる曲の表情記号が見受けられますが、一つ一つの曲の味わい深さには目を見張るものがあります。今回もマランゴーニの楽しい演奏で。(2013/07/19 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.573050