ウォルフラム, ウィリアム(1955-)
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その名前からわかるように、キムは韓国移民の子として生まれたアメリカの作曲家ですが、その音楽も純西洋クラシックというよりも、アジアンテイストを帯びたロマンが薫る、神秘的な美しさを持ったものとなっており、極めて個性的と申せましょう。パールマンに捧げられているヴァイオリン協奏曲は、確かに難曲なのですが、名人芸を披瀝するというよりも、美しい旋律を歌ったかと思うと、不可思議なパッセージを弾きまくったりと、謎めいた味わいです。また、「コルネット」はリルケの詩(の英訳)の朗読と音楽を融合させた作品ですが、詩の内容と言葉の抑揚に対する音楽のシンクロぶりには、うならされるものがあります。(2005/09/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559226 |
コンサート会場に鎮座するピカピカのグランドピアノから、パブやバーでエンターテインメントを提供する、少々音の狂ったアップライトピアノまで、ピアノは全ての楽器の中で最も普遍的な人気を持つ楽器です。もちろん作品数も多く、チェンバロからピアノへと移行した古典派以降のほとんどの作曲家がピアノを用いた作品を書いています。ベートーヴェンの「エリーゼのために」で幕を開けるこのアルバムは、ショパン、リスト、ラフマニノフ、サティなどピアノ曲を楽しむ上ではなくてはならないレパートリーを集めました。(2020/02/21 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.578180 |
アルバム・タイトルの「The Edge of Youth」とは「人が成長する過程に於いて、より成熟した自分自身を発見する時期」を表しており、自分自身に確信が持てるのは、自身が心地よく感じるぎりぎりの「エッジ(先端)」まで自分を持って行った時だと若きヴァイオリニスト、ジャネット・スンは語ります。このアルバムは彼女自身の芸術的な旅の過程を示すもので、ブリテンからエネスコ、若き3人の作曲家の作品に挑戦していくと予想外のサウンドや新発見があったといい、「クラシックの伝統を踏襲しながらも、無意識の内でその伝統に異議を唱えている」作曲家たちの心の声を丁寧に拾い上げ、彼女自身の音で再現しています。ジャネット・スン…ワシントン・ポスト紙で「魅惑的な演奏、絶妙な音色」と絶賛、強烈な知性と繊細さ、そして超絶技巧を併せ持ち、世界各地のコンサートホールや音楽祭で活躍中。(2019/09/27 発売)
レーベル名 | :Sono Luminus |
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カタログ番号 | :DSL-92230 |
今年生誕200年を迎えた偉大なる作曲家、フランツ・リスト(1811-1886)を知るための2枚組です。超絶技巧の持ち主として、ピアノ奏法に新たな光を当てた人であり、イケメンであり、また優れた管弦楽法の使い手で、交響詩の生みの親であったリスト。しかし、これはほんの一部でしかありません。華やかさの中に隠された影の部分を知ることで、彼の音楽がより一層魅力的になることは間違いありません。また50000語に及ぶ英語のバイオグラフィは比較的わかりやすい文章で書かれていて、読み応えたっぷりです。(2011/05/18 発売)
レーベル名 | :Naxos Educational |
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カタログ番号 | :8.558214-15 |
マイナーな曲に焦点を絞ってご紹介。同一曲の異稿といえる18、19は短いながらも、激しい超絶技巧を魅せること、そして中間部に有名な交響詩「前奏曲」の主要主題と酷似した旋律が登場するのがポイントです。6~17はリストが神童時代の13歳の頃から手掛けた作品で、未熟な点も見受けられますが、むしろその内容の新奇性にこそ注目するべきでしょう。驚くべきはこの少年の手による作が、約25年後に完成する超絶技巧練習曲集の萌芽であり、旋律、技巧上の着想ともに、かなり共通点が見受けられることです。少年時代のアイデアを徹底的に掘り下げた恐るべき執念深さもまた、「超絶」的というべきかもしれません。(2004/05/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557014 |
オペラの中の名旋律を用いて、華麗なピアノ作品に仕上げることは、19世紀のピアニストたちにとって必要不可欠な腕の見せ所でした。なかでもリストは自らの超絶技巧を惜しげもなく注ぎ込み、数々の作品をこの世に送りだしたのです。このアルバムはベルリーニの美しいメロディをふんだんにつかった聞きごたえのある曲が並びます。なかでも「ノルマの回想」はピアニストの限界に挑戦する難所が次々と出現する、難攻不落の名曲。ウォルフラムの妙技をとくとお聴きください。また、秘曲「ヘクサメロン」はオペラ「清教徒」の中のメロディに、リストの他、ショパン、タールベルク、エルツ、チェルニー、ピクシスの6人の作曲家が変奏曲を書き、リストがまとめたもの。各々の作曲家の個性を楽しみながら、音の奔流に耳を傾けてみてください。(2010/08/18 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572241 |
ロマン派の2人の巨匠たち。交響詩の創始者リスト(1811-1886)、そして楽劇の創始者ワーグナー(1811-1886)。ともに華麗な人生を送り、ともに生涯女性問題に悩まされ、壮大なる音楽を創り上げたことはご存知の通りです。そして、リストの娘コージマが最終的に伴侶に選んだのがワーグナー。そのため2人は義理の親子になるのです。リストは全面的にワーグナーの音楽を支持していたわけではないと言われ、歌劇や楽劇からの編曲を行ったのも一部の曲についてだけでした。とりわけ「指環」に関しては唯一「ラインの黄金」から「ヴァルハラへの入場」の場面の編曲があるのみ。「ヴァルキューレの騎行」などの編曲があればよかったのに。と思う人は少なくないのでは?ちなみにシリーズ第33集(8.570562)で、リストによる他のワーグナー作品の編曲を聴くことが可能です。(2013/09/25 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572895 |