エッピンガー, ニクラス
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ハンガリー出身のピアニスト・作曲家、エマヌエル・モール。作曲を始めた当時は後期ロマン派の作風による作品を書いていましたが、1900年頃を境に新古典派主義に転向し、作風を変化させています。新しいピアノの開発にも尽力し、自らが考案した「エマヌエル・モール式ピアノフォルテ」(手鍵盤を2段に重ねることで、2オクターヴの音程を片手で掴める。ラヴェルが絶賛した)の普及に務めたことでも知られています。また彼は、チェリスト、パブロ・カザルスと親しく、カザルスのために数多くのチェロ曲を作曲しており、このアルバムでは様々な段階におけるモールとカザルスの関係性が感じられる作品を聴くことができます。作品番号53のチェロ・ソナタは、カザルスと出会う以前の作品ですが、2つのチェロのための協奏曲が大好評を博したため、カザルスから4つのチェロのための組曲についての作曲依頼があったというものです。中ではチェロ組曲における4つのチェロが綾なす優美な響きが見事です。(2020/04/24 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC1704 |